「できなくなることには意味がある」そう知って、少しほっとしたお話
'26.09.28読んだ瞬間、自分の婚活の見え方が変わる。
おはようございます。
結婚相談所キュートピアの忽那里美です。
先日、こんな言葉を読みました。
「できなくなることには、意味がある」
この言葉を見たとき、
私は、ちょっとほっとしました。
長く生きていると、
昔は普通にできていたのに、できなくなることが少しずつ増えてきます。
徹夜ができなくなる。
無理をすると、翌日に響く。
若い頃と同じようには動けなくなる。
そういうことを、私はずっと、
「衰えていくこと」
「失っていくこと」
だと思っていました。
でも、
できなくなることにも、意味がある。
そう書かれているのを見て、
「そうなの?」
と、妙に気になったのです。
たとえば、妊娠もそうなの?
そこで思い浮かんだのが、
「妊娠」でした。
女性は、一生妊娠できるわけではありません。
卵子の数は年齢とともに減り、卵子の質も年齢の影響を受けるため、
妊娠する力は年齢とともに低下していきます。
また、年齢が上がるにつれて、
妊娠することだけではなく、
妊娠を維持し、出産することに伴う身体的なリスクも高くなっていきます。
これはよく知られていることです。
でも、ここで私は別のことが気になりました。
今の人間は、80年、90年と生きることも珍しくありません。
それなのに、
女性が妊娠できる期間は、その人生の一部分です。
なぜ、一生妊娠できる身体ではないのだろう?
なぜなのだろう?
こういうことが気になると、調べずにはいられません!!
「女性は、なぜ閉経するのだろう?」
「妊娠できなくなることにも、何か意味があるのだろうか?」
気になって、いろいろと調べてみました。
すると、これが思っていた以上に面白かったです。
調べてみたら、こんな研究がありました
実は、
「なぜ人間の女性には閉経があり、生殖を終えたあとも長く生きるのか」
という問いは、進化生物学でも研究されてきました。
もちろん、
「これが答えです」
と一つに決まっているわけではありません。
閉経がなぜ進化したのかについては、今も複数の仮説があります。
そのうえで調べてみると、
どうやら、
「妊娠できなくなる=ただ身体が衰えた」
とだけ考えるものでもないらしいのです。
「もう一人産む」より、今いる子どもを育てる
まず出てきたのが、
「母親仮説」
という考え方でした。
人間の子どもは、生まれてすぐには自立できません。
長い間、大人に守られ、食べ物を与えられ、育ててもらう必要があります。
一方で、母親の年齢が上がるにつれて、
妊娠・出産に伴う身体的なリスクも高くなっていきます。
そこで研究者たちは、
年齢を重ねても新たな子どもを産み続けるより、
すでに生まれている子どもを無事に育て上げることに力を使った方が、
生存という意味では有利だったのではないか
と考えたそうです。
高い年齢で新たに妊娠・出産をして母親自身が命を落としてしまえば、
新しく生まれる子どもだけではなく、
まだ養育が必要な上の子どもたちまで母親を失うことになります。
なるほど。
つまり、
「産めるだけ産み続けること」が、
必ずしも人間という種にとって有利だったわけではないのでは?
ということなのですね。
さらに「祖母仮説」というものもありました
そして、調べていてもう一つ面白かったのが、
「祖母仮説(Grandmother Hypothesis)」
です。
これは、
自分自身が新たな子どもを産み続けるのではなく、
ある時期からは、
自分の子どもや、その次の世代である孫を助ける。
そうすることで、
結果的に自分と遺伝的につながる子孫が生き残りやすくなったのではないか、
という仮説です。
つまり、
自分が「産む」という役割を終えたあとにも、
次の世代を支えることで果たせる役割があったのではないか。
ということです。
もちろん、
「だから人間は閉経するのです」
と証明されたわけではありません。
母親仮説も祖母仮説も、
人間に閉経がある理由を説明しようとする仮説の一つです。
でも私は、
こんな研究があること自体、知りませんでした。
そして調べながら、
最初に読んだ言葉を何度も思い出しました。
「できなくなることには、意味がある」
ああ。
こういう見方もあるのか、と。
「できなくなる」ではなく、役割が変わる?
ここまで調べてみると、
年齢を重ねることについて、少し違った見方ができるような気がしました。
若い頃と同じことを、
一生できるわけではない。
でも、
それは単純に、
「できることが一つずつ減っていく」
ということだけではないのかもしれません。
ある時期には、
生み出す。
育てる。
その先では、
支える。
伝える。
経験を渡す。
できることがなくなるのではなく、
できることの種類が変わっていく。
少なくとも今回調べた「母親仮説」や「祖母仮説」は、
そんな見方もできることを教えてくれました。
ところで、これは女性だけの話なの?
ここまで調べて、
もう一つ気になりました。
妊娠や出産の年齢の話になると、
どうしても女性ばかりに話が向きます。
では、
男性は年齢に関係ないのでしょうか?
これも調べてみました。
すると、
やはり「男性はいくつになっても同じ」というわけではありませんでした。
男性も年齢とともに、
精液量や精子の運動率、正常形態率などに変化がみられることが報告されています。
女性のように閉経という明確な区切りがあるわけではありませんが、
男性の妊孕性にも年齢は関係しています。
そして、もう一つ。
これは医学的な妊孕性とは別の話ですが、
子どもを望むのであれば、
「授かれるかどうか」だけを考えればいいわけではありません。
そこから、子育てが始まります。
子育てには、
抱っこする体力も、
働き続ける力も、
精神的なエネルギーも必要です。
そして何より、
子どもが自立するまでには、20年近い年月があります。
50歳で子どもを授かれば、
その子が20歳になるとき、自分は70歳。
60歳なら、80歳です。
ですから男性も、
「自分はまだ子どもをつくれるから大丈夫」
ということだけではなく、
「その子が大人になるまで、自分は何歳で、どんな親でいたいのか」
というところまで考える必要があるのだと思います。
「まだできる」と「今が適した時期」は違う
今回いろいろ調べてみて、
私はここが一番心に残りました。
私たちは、
「まだできる」
と考えがちです。
まだ結婚できる。
まだ子どもを持てる。
まだ旅行に行ける。
まだ仕事ができる。
まだ親は元気だから、いつでも会える。
でも、
「まだできる」と、「今が適した時期」は、同じではない。
人生には、
その時期だからこそ、やりやすいことがある。
そして、
その時期を過ぎると難しくなることもある。
でも、
難しくなったからといって、
人生そのものの価値が減るわけではない。
その先には、
また別の「できること」がある。
できなくなることにも、意味がある
今回のブログは、
たった一つの言葉から始まりました。
「できなくなることには、意味がある」
本当にそうなのかな?
そう思って調べ始めたら、
閉経の進化について、
「母親仮説」や「祖母仮説」という考え方まであることを知りました。
科学的にすべてが解明されたわけではありません。
でも、
「できなくなる=ただ衰えていく」
と考えるだけではない見方があることを知って、
私は、ちょっとほっとしました。
そして同時に、
もう一つ思いました。
今できることは、今やっておこう。
会いたい人に会う。
行きたいところへ行く。
好きな人に、好きだと伝える。
結婚したいなら、人と出会う。
子どもを望んでいるなら、
「いつか」で終わらせず、
自分の人生の時間として、一度考えてみる。
人生には、
ずっと開いている扉ばかりではありません。
いつか閉じる扉もある。
でも、
一つの扉が閉じたあとには、
それまでとは違う役割や、
それまでとは違う「できること」が待っているのかもしれません。
だから、
今、開いている扉を大切にする。
できなくなることにも、意味がある。
そして、
今できることにも、意味がある。
そんなふうに考えたら、
歳を重ねていくことが、
少しだけ楽しみになりました。
・・・と、
なんだか今日は、朝から少し重たい話になってしまったかな?
東京は今日も雨ですが、
木曜日くらいからは晴れ間も見えるようです。
雨の日が続いても、
必ず晴れる日は来る☺️
人生も、きっと同じですね。
今週も、楽しく過ごしていきましょう!
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