理想は上げていないのに、なぜ婚活は難しくなるのか
'26.09.11読んだ瞬間、自分の婚活の見え方が変わる。
「そんなに理想は高くないんです」
婚活が長くなっている方から、ときどき聞く言葉です。
お話を伺ってみても、ご本人としては理想を上げたつもりはありません。
むしろ、
「昔から同じ条件です」
と思っている。
でも、ここに婚活が長期化している方ほど気づきにくい落とし穴があります。
おはようございます。
結婚相談所キュートピアの忽那里美です。
今日のお話は、
「理想は上げていないのに、いつの間にか高望みになっている」
です。
35歳のときには、それほど高く見えなかった希望
たとえば、35歳で婚活を始めた男性がいたとします。
お相手への希望は、
・できれば30代前半
・子どもは絶対にほしい
・見た目もある程度好み
・ある程度の学歴がある
・結婚後も共働きをしてくれる
こんな感じだったとしましょう。
一つひとつを見ると、
「そこまで高望みではないのでは?」
と思うかもしれません。
実際、ご本人もそう思っているでしょう。
ただ、少し視点を変えてみてください。
30代前半で、子どもを希望していて、見た目も良く、ある程度の学歴があり、結婚後も仕事を続けたい女性。
さて。
この女性を希望する男性は、多いでしょうか。少ないでしょうか?
おそらく、かなり多い。
つまり、その女性には最初から多くの男性が集まります。
35歳の男性にとっても、決して簡単なお相手ではなかったはずなのです。
5年後、本人は何も変えていないつもり
そして、そのまま5年が経ちました。
男性は40歳になりました。
ところが、お相手への希望は、
・できれば30代前半
・子どもは絶対にほしい
・見た目もある程度好み
・ある程度の学歴
・共働き希望
ほとんど変わっていません。
本人からすると、
「理想を高くした覚えはない」
のです。
当然ですよね。
条件を増やしたわけではない。
30代前半だった希望を20代に変えたわけでもない。
急にものすごい美人を求め始めたわけでもない。
だから、
「私は昔から同じ条件です」
という感覚になります。
でも、ここがとても大切です。
条件を変えていないことと、
理想が高くなっていないことは、
同じではありません。
自分の条件は、毎年少しずつ変わっている
相手への条件は変えていなくても、
自分自身は変わっています。
年齢は5歳上がっています。
婚活市場での立ち位置も変わります。
相手から見たときの印象も、当然変わります。
それなのに、お相手に求める条件だけが5年前と同じなら、
結果として、以前より難しい相手を希望していることになります。
つまり、
希望条件を据え置いているだけなのに、相対的には理想が高くなっている。
これが、長期婚活でとても起こりやすいことです。
年齢が上がると「子どもがほしい」の意味も変わる
もっと年齢が上がってくると、さらに話は変わります。
たとえば、45歳、50歳になっても、
「子どもは絶対にほしい」
という希望を持ち続ける男性は珍しくありません。
もちろん、子どもを望むこと自体が悪いわけではありません。
ただし、ここでも考えなければいけないのは、
その希望を、女性側がどう受け取るか
です。
男性側は、
「結婚したら子どもがほしい」
という、ごく自然な希望を伝えているつもりかもしれません。
けれど女性側は、もう少し先まで考えます。
「この人と結婚したら、かなり急いで妊娠・出産を考えなければならないのではないか」
「子どもが生まれる頃、この人はいくつなんだろう」
「子どもが成人するとき、この人は何歳なんだろう」
「育児を一緒に担える体力はあるのだろうか」
「自分が子育てと同時に、夫の健康や親の介護まで背負う可能性はないだろうか」
女性にとっては、
自分の身体、
仕事、
生活設計、
その先の子育てまで関わる話です。
つまり、年齢が上がるほど、
「子どもがほしい」という一言が、
単なる希望条件ではなくなってくる。
35歳の「子どもがほしい」と、50歳の「子どもがほしい」は同じではない
男性本人は、
「昔から子どもがほしいと言っているだけです」
「別に条件を上げたわけではありません」
と思っているかもしれません。
でも、女性側から見れば、
35歳の男性が言う「子どもがほしい」と、
50歳の男性が言う「子どもがほしい」は、同じ言葉ではありません。
ここにも、
本人の希望は変わっていないのに、その希望の重さは変わっている
という現象があります。
そして年齢が上がれば、
「子どもを希望する女性」
という条件をつけるだけで、お相手の年齢層もある程度限られてきます。
そうなると、男性本人は条件を一つも増やしていないのに、
実際には、
以前よりずっと狭い範囲の女性を希望していることになるのです。
ときどきお見合いが成立するから、気づきにくい
婚活が長くなっている方ほど、この変化には気づきにくいものです。
なぜなら、
ときどきお見合いが成立するからです。
「ほら、会えているじゃないですか」
と思う。
だから、
「自分の希望条件は間違っていない」
と思いやすい。
ただ、よく振り返ってみると、
以前より申し込みが通りにくくなっている。
お見合い成立までに時間がかかるようになっている。
会えても、その後の交際につながりにくい。
そんな変化は起きているはずです。
けれど、そこにはあえて気づかないようにしてしまうこともあります。
なぜなら、
希望を見直すことが、「何かを諦めること」のように感じるからです。
理想は「下げる」のではなく、「更新する」
でも、私はそうは思いません。
婚活で必要なのは、
理想を捨てることではありません。
「今の自分」に合わせて、理想を更新することです。
5年前の自分と、今の自分は違います。
年齢だけではありません。
仕事も変わったかもしれない。
収入も変わった。
親の年齢も上がった。
自分自身の体力も変わった。
そして、結婚生活で本当に大切にしたいものも、
5年前とは少し変わっているかもしれません。
それなのに、
お相手への条件だけが5年前のまま。
そんな方は、案外多いです。
婚活が5年以上続いているなら、問い直してみてほしい
もし婚活が5年以上続いているなら、
一度、こんなふうに考えてみてください。
「私は理想を上げていないか?」
ではなく、
「今の私に、この理想は合っているだろうか?」
です。
そしてもう一つ。
その条件は、
本当に結婚生活に必要なものでしょうか。
年齢。
容姿。
学歴。
年収。
職業。
子どもを持つこと。
もちろん、希望を持ってはいけないという話ではありません。
ただ、
5年前と同じ条件を握り続けることより、
「今の自分が、誰となら心地よく暮らしていけるのか」
を考え直した方が、
婚活が動き出すことがあります。
理想が高いのではなく、理想が古くなっているのかもしれない
長く婚活をしていると、
相手を探しているつもりで、
いつの間にか、
「昔の自分が作った条件」を守ること
が目的になってしまうことがあります。
理想は、下げるものではありません。
更新するものです。
婚活が長くなっている方ほど、
一度、
「5年前の自分が決めた条件を、今もそのまま持っていないだろうか」
と見直してみてください。
もしかすると、
あなたの婚活を止めているのは、
理想が高すぎることではなく、
理想が古くなっていること
なのかもしれません。
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