「子どもが欲しい」その願い、いつまで追い続けますか?
'26.08.24読んだ瞬間、自分の婚活の見え方が変わる。
「子どもが欲しいんです」
婚活では、50代、60代の男性からも、この言葉を聞くことがあります。
私は「一般的には」という言葉が、あまり好きではありません。
人の人生はそれぞれ違いますし、
一般論だけで「あなたには無理です」と決めつけるのも違うと思っているからです。
けれど今日は、あえて言います。
どう考えても、それは難しいのではないか。
この世には、そういうこともあると思っています。
おはようございます。結婚相談所キュートピアの忽那里美です。
今日のお話は、
「子どもが欲しい。その願いをどこまで追い続けるのか」
です。
女性と男性では、「年齢」の感じ方が違う
婚活で特にそれを感じるのが、
ある程度の年齢を超えて、それでも子どもを持ちたいと考えているケースです。
女性の場合、自分自身が妊娠し、出産する立場です。
年齢とともに妊娠しやすさが変わることも、自分の身体の変化も、どうしても意識せざるを得ません。
そのため女性は、
「子どもを持つことをどこまで望むのか」
「結婚と出産を切り離して考えるのか」
どこかの時点で、かなり切実に考えることになります。
一方、男性は少し違います。
自分が妊娠するわけではありません。
年齢を重ねても父親になった男性の話はありますから、
「自分もまだ可能なのではないか」
という感覚を持ちやすいのだと思います。
「産めるか」だけの話ではない
しかし、ここで私はいつも思います。
子どもを持つということは、
妊娠できるかどうか、授かれるかどうかだけの話ではありません。
たとえば60歳で子どもが生まれたら、その子が10歳のとき70歳。
20歳のとき80歳です。
夜泣きの時期があります。
抱っこをする時期があります。
走り回る幼児を追いかける時期があります。
学校行事もある。
受験もある。
反抗期もある。
大学進学もあるかもしれません。
そこまでを一度、具体的に想像してみる必要があります。
「子どもが欲しい」ではなく、
「これから20年以上、親として生きていく」というところまで想像する。
私は、こちらのほうがずっと大切だと思っています。
子どもの立場からも、一度考えてみてほしい
そして、もう一つ。
私は、子どもの立場からも考えてみてほしいと思っています。
「自分が子どもを持ちたい」
その気持ちは、とてもよくわかります。
でも子どもは、親の願いを叶えるために生まれてくるわけではありません。
もちろん、年齢が高くても元気な方はいらっしゃいますし、若い親だから長く健康でいられる保証もありません。
ですから、年齢だけで親になる資格を決める話ではありません。
ただ、
自分が子どもを欲しいかどうかだけではなく、
その子がどんな時間を親と過ごすことになるのか。
そこまで想像してほしいのです。
運動会に来てほしい。
進学や就職について相談したい。
結婚するときには、親にいてほしいと思うかもしれない。
一方で、
まだ若いうちから親の老いや介護を考えることになる可能性もあります。
そうしたことも含めて、
「自分は親になれるか」ではなく、
「この子にとって、どんな親でいられるだろう」
という視点を持ってほしいと思います。
子どもを望むことは、大人の願いです。
けれど、子どもを持つと決めた瞬間から、
そこには自分の人生だけではない、もう一人の人生が始まります。
私は婚活でも、その視点を忘れてほしくないと思っています。
実は、男性にも「年齢」はある
そしてもう一つ。
「女性には出産年齢があるけれど、男性は何歳でも大丈夫」
そう単純でもありません。
男性も年齢とともに、精子の状態などに変化が起こることは知られています。
ただし、
「何歳を超えたら絶対にダメ」という単純な線引きがあるわけではありません。
だから私は、年齢だけを見て「諦めてください」と言いたいのではありません。
大切なのは、
可能性がゼロかどうかではなく、その可能性に人生の大部分を賭け続けるのかどうか。
そこだと思っています。
婚活では「相手からどう見えるか」もある
そして婚活では、もう一つ現実があります。
自分が望めるかどうかと、相手から望まれるかどうかは別です。
たとえば60代男性が、
「どうしても自分の子どもが欲しい」
という条件を持てば、当然、お相手として考える女性の年齢はかなり下がります。
しかし女性側から見れば、
「私は、この年齢の男性との間に子どもを持ち、これから一緒に育てたいだろうか」
という選択になります。
ここを抜きにして、
「自分はまだ子どもを持てるから」
だけで考えると、婚活は非常に難しくなります。
婚活には、
自分の希望と、相手の希望が交わる場所
が必要です。
どちらか一方の願いだけでは、結婚にはなりません。
「なぜ子どもが欲しいのか」を考えてみる
だから私は、
「子どもが欲しい」
という言葉を聞いたとき、少し奥まで考えてみてほしいと思っています。
なぜ、自分は子どもが欲しいのだろう?
自分の血を残したいからなのか。
家族を持った実感が欲しいからなのか。
子どものいる家庭に憧れているからなのか。
老後、一人になるのが怖いからなのか。
あるいは、
「結婚するなら子どもを持つものだ」
と、何となく思い続けてきただけなのか。
ここを掘っていくと、
「絶対に自分の子どもでなければならない」
と思っていた人が、別の人生を考え始めることもあります。
現実を見ることは、夢を捨てることではない
私は、夢を持つことは素敵だと思っています。
だからこそ、最初から「無理」と切り捨てることはしたくありません。
ただ婚活では、ときに、
可能性を信じ続けることより、
現実を正確に見ることのほうが、
自分を幸せにしてくれることがあります。
何かを手放した瞬間に、それまで見えていなかった人が結婚相手として見えてくることもあります。
「子どもを持てる結婚」だけを探していた人が、
「この人となら、二人で幸せに生きていける」
という結婚に気づくこともあるでしょう。
人生には、どうしても時間があります。
だから、
「まだできるかもしれない」に人生を賭け続けるのか。
それとも、
「今ある人生を、誰とどう生きるか」に目を向けるのか。
どこかで、その選択をしなければならないことがあります。
私は、それを「諦め」とは思いません。
人生の優先順位を、自分の意思で選び直すこと。
それもまた、立派な決断だと思っています。
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