仲人から「あなたのそこが悪い点です」と言われた女性。私は少しわかる気がした
'26.08.17
読んだ瞬間、自分の婚活の見え方が変わる。
Threadsを見ていたら、ある婚活中の女性の投稿が目に留まりました。
相談所に、
「対面でフィーリングが合わない人と1時間話して帰るのは、
お互いに時間もお金も無駄になってしまうので、
今後はオンラインお見合いだけにしたい」
と希望を伝えたそうです。
すると、担当の仲人から返ってきたのは、
「あなたのそこが悪い点です」
という一言だけ。
女性は、
「なんなのこの人。なんもサポートしてくれんしさ、やっぱ移籍しかないかもな」
という趣旨のことを書いていました。
さらに投稿を読み進めると、その理由も書かれていました。
最近、
家が近いからという理由で、申し受けのお見合いを3件、対面で受けた。
そのうち一人は普通に会話が盛り上がり、仮交際へ進んだ。
でも、残りの二人は、
一人はほとんど話さず、話しても会話が広がらない。
もう一人は終始オドオド、びくびくしていた。
そこで彼女は、
「続けて2人、変なのひいてしまったので、
スッパリ切れるオンライン最高ってなってる」
そして、
「ほんと時間返して欲しい」
と書いていました。
さらに、
自分から申し込んだのではなく、相手から申し込まれたお見合いなのに、
身なりを整え、お金と時間をかけて出向き、会話までこちらが頑張らなければならない。
対面だと40分で終わるわけではないので、
会話が弾まない相手ほど、いつお見合いを終えたらいいのか困る。
(オンラインお見合いは40分制限が多い)
「どうしたらいいの、私が悪いのか?」
そんな気持ちのようでした。
おはようございます。結婚相談所キュートピアの忽那里美です。
今日のお話は、
「婚活で効率を求めることと、人を効率で見ることは違う」
というお話です。
オンラインにしたいことが悪いのではない
最初にお伝えしておくと、
私はオンラインお見合いを希望すること自体、まったく悪いとは思いません。
遠方の方とも会えますし、移動時間も交通費もかかりません。
忙しい方にとっては、とても便利な方法です。
ですから、仲人さんの
「あなたのそこが悪い点です」
という言葉も、
「オンラインを希望したこと」が悪いと言っているのではないのでは?
と私は感じました。
もちろん、
これまでこの女性と仲人さんの間にどんなやり取りがあったのか、私は知りません。
ですから断言はできません。
ただ、仲人の立場からこの投稿を読むと、少し想像できることがあります。
仲人は「今回のオンラインの話」だけを見ていなかったのではないか
もしかすると、この仲人さんは以前から、
この女性の婚活の進め方に、何か気になるものを感じていたのではないでしょうか。
できるだけ効率よく婚活をしたい。
ダメだと思った相手なら、できるだけ早く切りたい。
自分に合う人、いいと思える人にだけ会いたい。
時間もお金も無駄にしたくない。
もちろん、これら一つひとつを取り出せば、何もおかしなことではありません。
婚活をしていれば、誰だってそう思います。
でも、それがだんだん強くなっていくと、
「この人は私の時間を使う価値がある人か」
という目線に変わってしまうことがあります。
仲人さんは、そこを以前から気にしていたのではないでしょうか。
だから今回、
「オンラインにしたい」
という言葉を聞いて、
またその傾向が出ている、と感じた。
そして、
「あなたのそこが悪い点です」
と返したのではないか。
私はそんなふうにも読みました。
私が一番気になったのは「変なのひいてしまった」という言葉
今回の投稿で、私が一番引っかかったのは、
オンラインか対面かではありません。
「続けて2人、変なのひいてしまったので、
スッパリ切れるオンライン最高ってなってる」
という言葉でした。
会話が続かなかった。
オドオドしていた。
それでお断りすることは、何も悪くありません。
お見合いですから、
「私とは合わない」
と思えば、交際へ進む必要はありません。
でも、
「私とは会話の相性が合わなかった人」
と見るのと、
「変なのをひいた」
と見るのでは、かなり違います。
そして、
「ほんと時間返して欲しい」
という言葉も、私は少し気になりました。
会話が合わなかったその人ともう会わなくてもいい。
断ってもいい。
でも、目の前にいた人は、
「自分の時間を奪ったハズレ」
ではありません。
緊張してうまく話せなかっただけかもしれない。
もともと会話が得意ではない人だったかもしれない。
二人のテンポが合わなかっただけかもしれません。
「申し受けなんだから」という意識も少し気になった
この女性は、
自分から申し込んだお見合いではなく、
相手から申し込まれたお見合いだった
ということも強く書いています。
ここも、私は少し気になりました。
「あなたが私に会いたいと言ったのだから、もう少しあなたが頑張ってよ」
という気持ちが、どこかにあるのではないでしょうか。
でも、お見合いは、
申し込んだ側が、受けてもらった側を接待する場ではありません。
申し込んだ側も、受けた側も、
会うと決めた時点で、
その時間を一緒につくる二人
です。
婚活では、この感覚が意外と大切です。
「向こうが申し込んできたのだから」
「私は選ばれた側だから」
と思い始めると、
知らないうちに、相手を見る位置が少し高くなってしまうことがあります。
婚活が「人を仕分ける作業」になっていないか
婚活を続けていると、疲れてきます。
何人にも会う。
また一から話す。
服を選ぶ。
メイクをする。
移動する。
その結果、
「違った」
となることもあります。
だから、できるだけ効率よくやりたくなる。
これはよくわかります。
でも、
効率を求めすぎると、
婚活がいつの間にか、
「人と出会うこと」ではなく、「人を早く仕分けること」
になってしまうことがあります。
この人はアリ。
この人はナシ。
これは時間の無駄。
この人には会う価値がある。
この人は早く切ろう。
もちろん、最終的には一人を選ぶ婚活です。
判断は必要です。
でも、
判断を早くすることと、人を見ることが上手になることは、
同じではありません。
そして、この癖は結婚したら消えるのだろうか
私は仲人なので、
婚活中の「成婚」だけを見ているわけではありません。
結婚した後のことも考えます。
結婚生活には、
効率の悪い時間がたくさんあります。
相手が落ち込んでいるとき、
何度も同じ話を聞くことがあります。
仕事で余裕がなくなって、
いつものように会話ができない時期もあります。
体調を崩して、
こちらが支えるばかりになることもあるでしょう。
そこで、
「この時間、私にとって割に合ってる?」
という感覚が強い人は、
夫婦関係でも苦しくなる可能性があります。
もしかすると仲人さんは、
婚活のテクニックではなく、
この女性の、人との関わり方そのものを心配していたのではないか。
私はそんなふうに感じました。
ただし「あなたのそこが悪い点です」だけでは伝わらない
とはいえ、
私はこの仲人さんの返し方が良かったとは思いません。
「あなたのそこが悪い点です」
これだけでは、
そりゃあ会員さんは、
「何なの?」
と思うでしょう。
もし私なら、
「オンラインを希望すること自体は問題ありません。
ただ、今回のことだけではなく、
これまでのお話を聞いていて、少し気になっていることがあります」
と伝えます。
そして、
「最近、
“合わない人に時間を使いたくない”“なるべく早く切りたい”
という気持ちが強くなっていませんか?」
と聞きます。
そのうえで、
「それが強くなりすぎると、
相手を見る前に判定する癖がついてしまうことがあります。
私はそこを少し心配しています」
と説明します。
そこまで言わなければ、
何が悪いと言われているのか、会員さんには分かりません。
ただ、一言だけだったことにも意味があるのかもしれない
もう一つ感じたことがあります。
これは完全に私の推測ですが、
仲人さんは、
少し諦めていたのかもしれません。
以前にも似たような話をした。
何度か伝えた。
でも、届かなかった。
また今回も同じ話になった。
そこで、
「もう言っても伝わらないかな」
という気持ちが出て、
「あなたのそこが悪い点です」
という一言だけになった。
可能性としてはあると思います。
実は私も、
「何度お伝えしてもダメなんだな」と思った時には
一旦は諦めることもあります。
もしそうだとすれば、
私はそこも心配です。
仲人と会員は、意見が違っても構いません。
仲人に腹が立つことがあってもいい。
私だって、会員さんに耳の痛いことを言うことがあります。
でも、
仲人の中から、
「この人に幸せになってほしい」
という気持ちがなくなってしまったら、
サポートは難しくなります。
今回の投稿だけからは判断できませんが、
女性側は、
「この仲人は何もサポートしてくれない」
と思っている。
一方で仲人側も、
丁寧に説明することをやめているように見える。
だとすれば、
二人の関係はかなり悪くなっているのかもしれません。
移籍する前に、一つだけ考えてみてほしい
もちろん、仲人との相性はあります。
本当に信頼できないのであれば、
移籍も選択肢です。
でも、その前に一つだけ。
「この仲人がサポートしてくれないから離れたい」のか。
それとも、
「自分に耳の痛いことを言う仲人だから離れたい」のか。
ここは、分けて考えた方がいいと思います。
後者なら、
相談所を変えても、また同じことが起きるかもしれません。
自分の味方をしてくれる人と、
自分が結婚できるように考えてくれる人は、
必ずしも同じではないからです。
オンラインを使って効率よく婚活をすることは、悪いことではありません。
ただ、
効率よく進めることと、目の前の人を「時間の無駄」と見ることは違います。
交際しないという判断はしてもいい。
でも、その人まで雑に扱わない。
婚活では、そんな姿勢も見られているのだと思います。

