忽那のブログ

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「直した方がいい」と、私は言わなくなりました

'26.07.13

おはようございます。
結婚相談所キュートピアの忽那里美です。

今日は、会員様をサポートしていて、
「本当に難しいな」と感じることについてお話しします。

それは、その方が持っている
「感覚のズレ」を言語化することです。

これが、ものすごく難しいのです。

言葉の奥にある、少しの違和感 

会員様から届く日々の連絡や、
お見合いやデートのご報告を読んでいると、

「なんとなく、少し違うな」

と感じることがあります。

たとえば、

「この考え方は、一般的な感覚とは少し違うかもしれない」

「どうして、ここでこの表現を使ったのだろう」

「この言い方は、お相手との会話の中でも出ているのではないか」

そのように感じるのです。

もちろん、それは私自身が感じていることです。

もしかしたら、ほかの人は何とも思わないかもしれません。

それでも、

「おそらく、同じように感じる人は少なくないだろうな」

と思うことがあります。

婚活のサポートをするうえで、私はこの小さな違和感を、できるだけ見逃さないようにしています。

なぜなら、その小さな違和感が、お見合いや交際が続かない理由につながっていることがあるからです。

感覚には、はっきりとした形がない 

けれども、この「感覚の違い」を言葉にするのは、本当に難しいことです。

「あなたのこの部分が、こうだからです」

と、きれいに説明できるものではありません。

感覚は、手でつかめるものではないからです。

文章に書かれている言葉そのものではなく、
言葉と言葉の間ににじみ出ているもの。

その方の雰囲気や、考え方の癖。

何を話すかだけではなく、

「なぜ、今それを話したのか」

「なぜ、その言葉を選んだのか」

という、言葉の外側にあるものなのです。

空気感といえばよいでしょうか。

はっきりとは見えないけれど、
確かにそこにある、ふわっとした違和感なのです。

「直した方がいい」と伝えていた頃 

私は以前、その違和感に気づくと、会員様に伝えていました。

「そういうところは、直した方がいいですよ」

「その考え方のままでは、婚活がうまくいきにくいと思います」

もちろん、責めたかったわけではありません。

婚活を成功させてほしい。

良いご縁に出会ってほしい。

その思いから伝えていたのです。

少し強い言葉で表現するなら、
その方の感覚や考え方を「矯正しよう」としていたのかもしれません。

婚活で結果を出すために、

「もう少し一般的な感覚に近づけた方がよい」

「相手に受け入れられやすい考え方に変えた方がよい」

そう思っていたのです。

人は、そんなに簡単には変わらない 

けれども、今の私の考え方は、少し変わってきました。

今は、

「無理に直さなくても、今のその方を良いと思ってくれる人との出会いを待つ」

ということも、大切なのではないかと思っています。

なぜなら、人はそんなに簡単には変わらないからです。

ましてや、その年齢までに身についた感覚や考え方は、
一か月や二か月で変えられるものではありません。

婚活のためだけに一時的に言葉を変えることはできるかもしれません。

けれども、結婚生活は続いていきます。

無理をして作った自分で結婚できたとしても、
その状態を何年も続けることは難しいでしょう。

いつか、本来の自分が出てきます。

それならば最初から、

「少し独特だけれど、そこが好き」

「自分とは感覚が違うけれど、なぜか落ち着く」

そのように感じてくださる方とのご縁を探した方が、
結婚後の幸せにつながることもあると思うのです。

信頼関係がなければ、言葉は届かない 

もう一つ、大切なことがあります。

それは、どれほど正しいことを伝えたとしても、
信頼関係ができていなければ、言葉は届かないということです。

本人にとっては、それまで普通だと思って生きてきた感覚です。

そこに突然、

「あなたは少しずれています」

と言われたら、傷つくのは当然です。

否定されたと感じる方もいるでしょう。

責められたと思い、反発したくなる方もいるでしょう。

そのため、何を伝えるかだけではなく、

「誰が伝えるか」

「どのタイミングで伝えるか」

「どのような言葉で伝えるか」

が、とても重要なのです。

婚活のサポートは、正しいことを言えばよい仕事ではありません。

その方が受け取れる状態なのか。

今、それを伝えることが本当にその方のためになるのか。

そこまで考えなければならないのです。

では、婚活の結果はどうなるのか 

ここまで読むと、

「そのままでよいと言っていたら、婚活は進まないのではないですか」

と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

正直なところ、時間はかかります。

多くの方に受け入れられやすい考え方やコミュニケーションに変えれば、
出会いの間口は広がるかもしれません。

反対に、今の自分を大きく変えずに婚活をするなら、
合う人と出会うまでに時間がかかる可能性はあります。

それは事実です。

ただし、早く結婚することだけが、婚活の成功ではありません。

自分を大きく曲げて、誰かに選ばれること。

相手に嫌われないように、本音を隠し続けること。

それで結婚できたとしても、
結婚後に苦しくなってしまうのであれば、私は成功とは言い切れないのです。

直すのではなく、選べるようにする 

だからといって、私は何も伝えないわけではありません。

「あなたの言い方は間違っています」

と決めつけるのではなく、

「この言い方をすると、相手にはこのように受け取られる可能性があります」

とお伝えするようにしています。

そのうえで、

今のままの言葉を使うのか。

少し表現を変えるのか。

本人に選んでいただくのです。

直すのではなく、選択肢を増やす。

変えさせるのではなく、自分で気づいて選べるようにする。

それが、今の私が目指しているサポートです。

「自分らしさ」と「歩み寄り」の間で 

婚活では、

「自分らしくいてください」

と言われる一方で、

「相手への配慮も必要です」

とも言われます。

どちらも正しいのです。

自分らしさをすべて押し通せば、
相手に負担をかけてしまうことがあります。

一方で、相手に合わせてばかりでは、
自分が苦しくなります。

大切なのは、

「どこまでが自分らしさで、どこからが相手への配慮なのか」

を考えることです。

正解は、一人ひとり違います。

だからこそ、婚活のサポートは難しい。

そして、難しいからこそ、
私はその方の言葉の奥にある感覚を、丁寧に見ていきたいと思っています。

あなたを変えたいわけではありません 

私たち仲人が会員様に何かをお伝えするとき、
その方を否定したいわけではありません。

あなたでは駄目だと伝えたいわけでもありません。

ただ、

「あなたの良さが、相手にきちんと伝わっているだろうか」

「意図していない形で、誤解されていないだろうか」

それを一緒に考えたいのです。

人には、それぞれの感覚があります。

少し変わっていることも、
人と違うことも、決して悪いことではありません。

その個性を面白いと思ってくれる人もいます。

その感覚に安心する人もいます。

大切なのは、自分を無理に別人へ変えることではありません。

自分がどのように見えているのかを知り、
必要なところだけ相手に伝わる形へ整えていくことなのです。

感覚を伝えることは、とても難しい。

それでも、会員様の人生に関わる仕事だからこそ、
私はこれからも言葉を尽くしていきたいと思っています。

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