忽那のブログ

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2ヶ月で結婚できても、愛は効率化できない

'26.07.12

おはようございます。
結婚相談所キュートピアの忽那里美です。

婚活のサポートをしていて、私はいつも、あるジレンマに陥ります。

結婚相談所やマッチングアプリ、婚活パーティーなどは、

なぜここまで成長してきたのでしょうか。

その大きな理由の一つは、

異性と出会うことへの手軽さだと思います。

結婚相談所であれば、活動の仕方によっては、

月に10人の異性とお会いすることも、それほど難しいことではありません。

入会金や月会費、成婚料などの費用はかかります。

それでも、一生を共にするパートナーと出会える可能性がある。

日常生活では出会えなかった人と、短期間で数多く出会うことができる。

この仕組みに、大きなニーズがあったわけです。

婚活は、とても効率的な仕組み 

結婚相談所では、

あらかじめ年齢や職業、年収、学歴、家族構成、結婚歴などのプロフィールを確認できます。

結婚したいという意思を持った人同士が出会いますので、交際が始まった後に、

「実は結婚するつもりはありません」

と言われる可能性も低くなります。

交際中に悩むことがあれば、担当者に相談することもできます。

お互いの気持ちを仲人同士で確認しながら、交際を進めることもできる。

そう考えると、結婚相談所は非常に効率的な仕組みなのです。

普段の生活の中で偶然の出会いを待つよりも、ずっと早く、

結婚を考えられる人と出会える可能性があります。

限られた時間の中で結婚相手を探す方法として、

これほど合理的な仕組みはないのかもしれません。

人と信頼関係を築くことは、究極に非効率 

ところが、ここに大きな矛盾があります。

人と信頼関係を築くこと。

相手を理解すること。

愛情を丁寧に育てていくこと。

これは、究極に非効率なことなのです。

一度会っただけでは、その人のすべてはわかりません。

プロフィールに書かれている条件だけで、その人との結婚生活が見えるわけでもありません。

会話の間の取り方。

人への接し方。

困ったときの態度。

こちらの話をどのように受け止めてくれるか。

こうしたことは、実際に会って、言葉を交わし、少しずつ知っていくしかありません。

人の気持ちは、数字や条件のように整理できるものではないのです。

「もっと良い人がいるかもしれない」 

婚活では、次から次へと新しい人に出会うことができます。

一人の人と会って、少し気になる部分があると、

「もっと自分に合う人がいるかもしれない」

「次の人の方が良いかもしれない」

と思うことがあります。

これは、婚活サービスの便利さが生み出した難しさの一つです。

いつでも次の人に会える環境にいると、

目の前の人をもう少し知ろうとすることが、もったいないように感じてしまうのです。

一度のデートで話が盛り上がらなかった。

LINEの返事が少し遅かった。

服装が好みではなかった。

食事のお店が期待とは違った。

そのような小さな出来事だけで、

「この人ではない」

と判断してしまうことがあります。

もちろん、

本当に違うと思ったのであれば、早く次の出会いに向かった方が良いこともあります。

無理に交際を続ける必要はありません。

ただ、その判断が、

「本当に自分とは合わない」

というものなのか。

それとも、

「もっと効率よく、自分の理想どおりの人を探したい」

という気持ちから来ているのか。

ここは、きちんと見極める必要があります。

愛は、条件だけでは選べない 

婚活をしていると、どうしても相手を比較する場面が増えます。

Aさんは話しやすいけれど、年収が希望より低い。

Bさんは条件が良いけれど、一緒にいると少し緊張する。

Cさんは優しいけれど、見た目が好みとは少し違う。

条件を並べ、誰が一番自分に合うかを考える。

婚活では、ある程度必要なことです。

けれども、

結婚相手は、条件の点数が一番高い人を選べばよいというものではありません。

一緒にいるとなぜか安心する。

困ったときに、この人なら話せそうだと思う。

意見が違っても、きちんと向き合ってくれる。

自分の弱いところを見せても、否定されない。

そうした感覚は、プロフィールだけでは見つけられません。

実際に会い、話し、相手の反応を見る中で感じ取っていくものなのです。

丁寧に向き合うことと、時間をかけることは違う 

ここで誤解してほしくないのは、

「愛を育てるには、長い時間をかけなければならない」

ということではありません。

キュートピアでは、

活動開始から2ヶ月ほどで成婚を決められる方もいらっしゃいます。

短期間であっても、

お互いが率直に話し、必要なことを確認し、信頼関係を築くことはできます。

反対に、

何ヶ月も交際を続けていても、表面的な会話しかしていなければ、関係が深まっているとは言えません。

大切なのは、交際期間の長さではないのです。

どれだけ相手に関心を持ったか。

どれだけ自分のことを伝えたか。

結婚後の生活について話し合えたか。

不安や違和感をごまかさず、きちんと向き合えたか。

時間をかけたから、愛が育つわけではありません。

短期間でも、密度の濃い時間を過ごせば、結婚を決断できることは十分にあります。

早く決断することと、雑に判断することは違う 

婚活では、早く判断することも大切です。

明らかに価値観が違う。

一緒にいて苦しい。

相手に誠実さを感じない。

結婚生活をイメージできない。

そのように感じるのであれば、

早めに交際を終了し、次の出会いに向かった方がよい場合もあります。

短期間で結婚するためには、合わない人との交際を長く引き延ばさないことも必要です。

ただし、

 

「早く決断すること」と、

「相手をほとんど知らないまま、雑に見切ること」は違います。

一度の失敗だけで、その人すべてを判断していないか。

自分の期待どおりに動かなかったという理由だけで、交際を終わらせようとしていないか。

もう一度会えばわかることまで、最初から切り捨てていないか。

そこは考えてほしいのです。

婚活は、効率と非効率の間にある 

婚活は、

効率的な仕組みの中で、人間関係という非効率なものを育てていく活動です。

私は、ここにいつも悩まされます。

早く結婚したいというお気持ちも、よくわかります。

年齢や出産、仕事、親御様のことを考えれば、時間を無駄にしたくないと思うのも当然です。

だからこそ、合わない人との交際を長く続ける必要はありません。

「この人とは違う」と思ったのであれば、早く次へ向かった方がよい人もいます。

その一方で、

最初の印象だけでは判断せず、もう少し一人の人と向き合った方がよい人もいます。

すぐに次の出会いに進んだ方がよいのか。

一見、非効率に思えても、目の前の人にもう少し時間をかけた方がよいのか。

これは、その人の婚活の傾向や、交際相手との状況によっても変わります。

この違いについては、また別のブログで詳しく書きたいと思います。

出会いは効率化できても、心までは効率化できない 

結婚相談所が効率化できるのは、出会いの機会をつくることです。

結婚したい人を探すこと。

希望に近い人を見つけること。

安心して会える環境を整えること。

交際中の状況を整理すること。

ここまでは、私たち仲人がお手伝いできます。

けれども、

相手を好きになること。

信頼すること。

結婚を決断すること。

これは、本人にしかできません。

短期間で成婚することはできます。

ただし、それは、心まで効率化することではありません。

限られた時間の中で、

相手に関心を持ち、必要な会話を重ね、丁寧に向き合う。

違うと思えば、きちんと決断する。

この人だと思えば、怖がらずに一歩前へ進む。

婚活では、その両方が必要なのです。

出会いは効率化できても、愛は効率化できません。

だからこそ、

ただ時間をかけるのではなく、目の前の人と過ごす時間の中身を大切にしてほしいと思うのです。

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