忽那のブログ

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親の老いは待ってくれない。自分の人生も待ってくれない

'26.07.11

おはようございます。
結婚相談所キュートピアの忽那里美です。

昨日は仕事を少し早めに終わらせて、実家に行ってきました。

今、実家では87歳の父と82歳の母が、二人で暮らしています。

時々、病気をしたり、体調を崩したりすることはあります。

それでも、今のところは二人で生活してくれている。

そのことが、どれほどありがたいことなのか。

さまざまな方のお話を伺うたびに、実感しています。

「婚活どころではありません」 

婚活のご相談を受けていると、

親御様の介護についてお話しになる方が少なくありません。

「自分の時間のほとんどが、親の介護なんです」

そのようなお話を聞くこともあります。

中には、

「婚活するなんて、夢のまた夢です。それどころではありません」

と、涙を流された方もいらっしゃいました。

結婚したい気持ちはある。

自分の家庭を持ちたい気持ちもある。

けれど、目の前には親の生活があります。

放っておくこともできない。
誰かに簡単に任せることもできない。

自分の人生を進めたい気持ちと、親を支えなければならないという責任の間で、

身動きが取れなくなっている方がいるのです。

結婚後の生活まで考えると、不安が押し寄せる 

先日は、30代前半の方から、このようなご相談を受けました。

「私は、親が高齢になってから生まれたので、両親はすでに70代後半です。

足が悪くなったので、休日には私が車を運転して、一緒に買い物へ行かなければなりません。

だから結婚後も、できるだけ親の近くに住まなければならないと思っています。

それを受け入れてくれる旦那さんを探さなくてはいけません。

もし自分に子どもが生まれても、親の助けを借りることはできません。

むしろ、子育てと介護が同時に始まるかもしれない。

いろいろなことを考えると、頭がパニックになりそうです」

まだ起きていないことまで、次々と考えてしまう。

住む場所はどうするのか。
仕事は続けられるのか。
子育てと介護が重なったらどうするのか。
結婚相手は理解してくれるのか。

考えれば考えるほど、不安が膨らんでいきます。

そして、

「こんな事情を抱えている自分が、結婚を望んでもよいのだろうか」

と、自分の幸せを求めることにまで、罪悪感を持ってしまう方もいるのです。

家族の事情に、一つの正解はありません 

自分の人生の幸せと、親や家族の問題。

この二つを、きれいに切り離すことはできません。

だからといって、

「親よりも自分の人生を優先しましょう」

とも、

「家族なのだから、介護をするのは当然です」

とも、私は簡単には言えません。

これが解決策です、と一つの方法を提示することもできないのです。

親御様の年齢も、健康状態も、経済状況も違います。

兄弟姉妹がいるのか。
近くに頼れる人がいるのか。
どのような支援を利用できるのか。

そして何より、

ご本人が親御様とどのような関係を築いてきたのかによっても、選択肢は大きく変わります。

一人ひとりの状況を丁寧に伺いながら、

その方にとっての現実的な選択肢を、一緒につくっていくしかないのです。

父が、アルツハイマー型認知症と診断されました 

そんな私も先日、父がアルツハイマー型認知症と診断されました。

今はまだ、少し物忘れが増えてきたという状況です。

会話もできますし、自分でできることもたくさんあります。

けれど、これからどのように進行していくのか。

父と母、二人での生活は、いつまで続けられるのか。

母一人に負担が集中してしまわないか。

考え始めると、とても不安になります。

同時に、心のどこかで、

「まだ大丈夫じゃない?」

と思いたくなる自分もいます。

「何か起きてから考えればいいか」

と、先送りしたくなるのです。

今、目の前で大きな問題が起きているわけではありません。

だからこそ、現実を直視することが怖いのかもしれません。

何か起きる前に、少しずつ考えておく 

不安だからといって、未来に起こることをすべて予測することはできません。

今から最悪の状況ばかりを想像して、苦しくなる必要もないと思っています。

ただ、

「まだ大丈夫」

という言葉だけで、何年も先送りにすることも違うのでしょう。

今後、どのような支援を受けられるのか。

父と母は、これからの生活についてどのように考えているのか。

家族の中で、誰が何をできるのか。

少しずつでも話し合っておくことが必要なのだと思います。

準備をするということは、悪い未来を決めつけることではありません。

何かが起きたときに、家族全員が慌てて倒れてしまわないために、

今できることを確認しておくことです。

親の問題があっても、自分の幸せを諦めないでほしい 

親のことを大切に思う人ほど、自分の人生を後回しにしてしまいます。

自分だけ幸せになってよいのだろうか。

結婚して家を出たら、親を見捨てることになるのではないか。

そのように考えてしまうのです。

けれど、親を大切にすることと、自分の幸せを望むことは、

どちらか一つを選ばなければならないものではありません。

もちろん、簡単ではないでしょう。

結婚相手にも理解してもらう必要があります。

住む場所や働き方について、現実的な話し合いも必要になります。

だからこそ、

事情を隠したまま結婚を急ぐのではなく、

自分は何を大切にしたいのかを整理し、それを一緒に考えてくれる人を探すことが大切です。

自分の人生を生きることは、親を見捨てることではありません。

一人ですべてを背負わない方法を探すことも、家族を大切にすることの一つなのです。

私自身も、まだ答えは持っていません。

不安になったり、考えることを避けたくなったりしながら、

少しずつ現実と向き合っていこうと思っています。

親の老いも、自分の人生も、待ってはくれません。

だからこそ、どちらかを諦めるのではなく、

「今、できることは何だろう」

と、一つずつ考えていきたいと思うのです。

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