忽那のブログ

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Nさんとの想い出

'25.12.20

こんにちは。

結婚相談所キュートピアの忽那里美です。

今日は、個人的なお話をさせてください。

Nさんとの想い出 

私の初めての就職先は、銀行でした。

文系出身なのに、配属されたのはシステム部。



それまで順調だと思っていた学生時代とはまるで違い、

300人以上が並ぶフロアで、

周囲の優秀さに圧倒され、立ち尽くしてしまったことを覚えています。

「自分はできる」

どこかで、そう思い込んでいました。

けれど、現実はまったく違いました。

井の中の蛙、大海を知らず

まさにこの状態だったことを痛感しました。

そんな時に出会ったのが、

上司だったNさんです。

出来の悪い私に、

ときに厳しく、そしてとてもあたたかく指導してくださった方でした。

フロア中に響く大声で怒る、豪快な上司。

雄弁で、優秀で、生命力にあふれた人。



ヘビースモーカーで、お酒も大好きで。

「忽那、飲みにいくぞ!」

よく誘ってくださいました。

ある日、

「君は銀行に向いていないな」

そう、はっきり言われました。

でも、不思議と救われたのを覚えています。

自分でも、そう感じていたからです。


毎年欠かさずくださっていた

「誕生日おめでとう」のLINE。

今年は、それがありませんでした。

気にはなっていたのに、

連絡をしようと思いながら、できていなかった。

そんなある日、

ポストにNさんの奥さまからの郵便が届いていました。

胸騒ぎがして、封を開けると、

そこには、悲しいお知らせが書かれていました。

数年前、

「がんになった」と聞いていました。

でも、その後お会いした時には、

元気そうでした。

「がん友だな」

そう言って、二人で笑い合いながら、

気をつけながら、元気になろうと約束をしました。



これからやりたいことも、たくさん語っていました。


あの、いつもの

「誕生日おめでとう」の連絡がなかった時に。

その時に、

何かアクションを起こしていれば。

後悔しかありません。

会いたい人には、会っておこう。

連絡したい人には、今、連絡しよう。

「いつか行こう」と思っている場所には、今、行こう。

そして——



一番大切な人を、一番大切にしよう。

それを、身をもって教えてくれたNさん。

きっと今も、

どこかで見守ってくださっていると、私は思っています。

またいつか。

一緒に日本酒を飲みましょう。

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