「あの人となら幸せだったかも」と思う理由
'25.12.01こんにちは。
結婚相談所キュートピアの忽那里美です。
今日から12月ですね。
何度も書いていますが、本当に月日が経つのは早いものです。
2025年はあと31日になりました。
婚活業界では、11月に続き12月も、新規入会者さんが増える時期。
2026年につながるご縁を、一緒に探していきましょうね。
さて今日は、
活動をしていると時折いただく、ご相談のひとつを取り上げます。
「忘れられない人がいるんです」
というご相談です。
「忘れられない」という気持ちは、とても自然なことです
誰かを好きになったことがある人なら、
ふと過去の誰かを思い出したり、
「あの時こうしていたら…」と考えてしまう瞬間があります。
その気持ちは、あなたが人を大切にできる証でもあります。
まずは、そのままの気持ちを否定しないでくださいね。
時間が経つと、人は“良いところだけ”を思い出す
これは心理学でもよく知られています。
時間が経つほど、
相手の素敵だった部分だけが強く残り、
当時感じていた小さな違和感や
「ここはちょっと…」と思っていた部分は
記憶の中でどんどん薄れていきます。
そして今が少し不安だったり、
孤独を感じていたりすると、
過去の人が必要以上に魅力的に見えてしまいます。
けれど、その“良いところだけ”で未来を想像すると苦しくなる
「あの人となら幸せだったかもしれない」
そんなふうに感じる理由は、
良い部分だけを切り取っているから かもしれません。
実際には、
続かなかった理由がどこかにあったはずです。
価値観、タイミング、小さな違和感。
それらが重なって、今の状態に至っています。
それを思い出さないまま、
「きっとあの人が良かった」と思い込むと、
今の自分が余計につらくなってしまうのです。
ここまで踏まえると、自然に見えてくることがあります
忘れられない。
良い部分だけを思い出してしまう。
過去が美しく固定されてしまう。
この3つが揃ったとき、
どうしても“その人が特別”に感じてしまいます。
けれど、少し視点を広げてみると分かります。
あの時その人と続かなかったのには、理由があったのです。
そして、その理由をやさしい言葉にすると──
つまり、それは──「ご縁がなかった」ということです
“ご縁がなかった” というのは、
誰が悪かったわけでもなく、
あなたに何かが足りなかったわけでもありません。
ただ、
2人の人生が重なるタイミングではなかった。
それだけのことなのです。
ご縁が合わなかったからこそ、
あなたにはこの先に、もっと合う人との道が開かれていきます。
「忘れられない」という気持ちが消えていく瞬間は必ず来る
そして、これは現場で何度も見てきたことですが──
本当にあなたに合う人と出会うと、
過去の人への思いは自然と薄れていきます。
努力しなくても、執着しなくても、
ふっと心から距離が生まれます。
忘れられないのではなく、
ただ“今は整理が済んでいないだけ”。
あなたの心が整えば、
未来のご縁がちゃんと見えてきます。
どうか焦らずに。
あなたの人生には、この先にまだたくさんの可能性があります。
保存用|1分まとめ
・「忘れられない」は自然で、大切に人を想える証
・時間が経つほど、相手の“良い部分だけ”が記憶に残る
・今が不安だと、過去が必要以上によく見える
・続かなかったのには、必ず理由がある
・その理由をやさしく言うと「ご縁がなかった」ということ
・本当に合う人に出会うと、自然に過去への気持ちは落ち着いていく
👉 今日やる1つ:「過去の自分に“あの時の私、よく頑張っていたね”と言ってあげる」
それだけで、心に余白が生まれます。

