結婚相談所って“ああいう人”ばかりなの?──ネイルサロンで言われたひと言に胸が痛んだ日
'25.11.25こんにちは。
結婚相談所キュートピアの忽那里美です。
今日は、少し胸がしんとした出来事と、
そこから改めて感じた「仲人としての想い」を書いてみます。
ネイルサロンで言われた、ふっと胸に残るひと言
毎月伺っているネイルサロンで、
20代のとても素敵なネイリストさんが担当してくれています。
施術は90分ほどなので、
お互いの最近のことや、仕事の話などをよくします。
先日、
「忽那さんのお仕事、わかりました!」
と嬉しそうに話してくれました。
続く言葉を聞いて、私は少しだけ胸が沈みました。
「YouTubeで結婚相談所のドキュメンタリー番組を見たんです。
40代後半で親と同居していて、ご飯も作ったことがない女性とか、
45歳くらいの男性が“30代と結婚したい”と言っていたり、
交際経験ゼロの人をカウンセラーさんが指導していたり……。
面白かったんですが、
観たあと、“忽那さん、こんな人たちを相手にしているんだ…大変だ…”
って思ってしまって。」
彼女に悪気はまったくありません。
むしろ心配してくれたのだと思います。
ただ、
「そういうイメージで見られてしまうのか」と
胸の奥でひっそりと切なさが広がりました。
ドキュメンタリーがつくる「偏ったイメージ」
こうした番組が取り上げるのは、どうしても
・極端に条件がズレている人
・生活力に不安のある人
・クセの強い仲人さん
・揉める場面、泣く場面、怒られる場面
そういう “刺激的な部分” だけです。
視聴者がおもしろいと思う構成にするためです。
けれど実際の結婚相談所は——
9割以上が「普通の方々」です。
仕事を頑張って、
誠実さがあって、
優しさがあって、
ただ少しご縁に恵まれなかっただけの方々。
そして、
テレビに出ている仲人さんの中には、
本来の姿ではなく
“テレビ用キャラクター” を演じている人もいます。
でも、視聴者にはそれがわかりません。
だから、相談所のイメージだけが
強烈に偏ってしまうのです。
そのとき浮かんだ、私のちいさな本音
今回の会話のあと、
心にふと浮かんだことがありました。
それは——
私は、本当に素敵だと思える会員様を応援したい。
という想いです。
これを言葉にすると、
「え?会員を選んでいるの?」と思われてしまうかもしれませんが
決してそうではありません。
私が大切にしているのは、
“その人の良さがちゃんと相手に伝わる状態に整えること”
なのです。
だから、
「ここは改善したほうがいい」
「このままだと少し損をしてしまうかも」
と思うところがあれば、
なるべく早く一緒に整えていきたいと思っています。
そして、
“その方が本当に幸せなご縁を掴めるように”
という気持ちで向き合っています。
やはり、
誠実さや丁寧さ、自分を見つめる姿勢が感じられる方は、
自然とこちらも応援したくなります。
反対に、
どこか心配が残るにも関わらず、
無理に他の方に推薦してしまうと、
その方自身も、
お相手の方も、
どちらも幸せになれない可能性があります。
だから、私はいつも思います。
「仲人が“自信を持っておすすめできる状態になる”
そのところまで一緒に整えていくのが、私の役目だ」
と。
最後に、読んでくださるあなたへ
もしあなたが婚活をするとしたら、
どんな仲人に担当してほしいですか?
・心の底では、“微妙だな…” と思いながら進める仲人
・あなたの魅力を丁寧にすくい上げ、自信をもって紹介してくれる仲人
どちらが安心ですか?
私は後者でありたいです。
そのために、
ときに一緒に課題を整理したり、
ときに励ましたり、
ときに改善ポイントを伝えたりします。
すべては、
その人の未来がより良くなるように。
ただ、それだけです。
保存用|1分まとめ
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ネイルサロンで「相談所って大変な人ばかりですよね?」と言われ、胸が少し痛んだ
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ドキュメンタリー番組は“刺激的なケース”だけ切り取りがち
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実際の相談所はごく普通で誠実な方が大半
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私は本当にその人が魅力的に見える状態を一緒につくりたい
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仲人として「心からおすすめできる状態」に整えることが、誠実なサポートだと思っている
自分で気づくって、実はとても大きな一歩です。

