頑張り屋さんが婚活でうまくいかない理由
'25.11.14こんにちは。
結婚相談所キュートピアの忽那里美です。
キュートピアには、全国に会員様がいらっしゃいます。
今朝は会員様から
「雪が積もりました!」というメッセージが届きました。
ひと足早い冬の景色に思わず見入ってしまいながら、
「寒くないかな…通勤、大変じゃないかな」と
会員様の日常を思い浮かべていました。
季節が動くと、人の心も少し揺れますよね。
こういう日は、“人との距離感”について考えたくなるものです。
今日は、婚活でも恋愛でもとても大切な、
「無理して頑張りすぎると、どうして心がすれ違うのか」
というテーマをお届けします。
無理をすると、心は静かに疲れていく
誰かを大切に思うほど、頑張りたくなる。
それは、とても優しい気持ちです。
けれど、その優しさが
「やらなきゃ」「期待に応えなきゃ」
という義務に変わった瞬間、心は静かに重くなっていきます。
その結果、
-
私ばかり頑張っている
-
同じくらい返してほしい
-
わかってくれない気がする
こんな想いが積み重なります。
そして、ふとした瞬間に
「あなたは同じことができないんだね」
「同じくらい頑張れないんだね…」
と、相手への厳しさに変わってしまうことがあります。
これは、心が疲れているサインです。
“自分の頑張り”が、相手への厳しさに変わることがある
婚活の現場でも、こんな場面に出会います。
ある男性は、長い時間をかけてダイエットに成功しました。
生活習慣を整え、本気で身体をつくってきた人です。
そんな彼が言いました。
「太っている女性が許せません。
自分も体を作ったのだから、“だらしない太さ”は罪だと思うんです。」
一方で、仕事を頑張ってきた女性はこう話してくれました。
「休日も資格の勉強をしながら、今のステージまで登ってきました。
だから、手を抜く男性社員がどうしても許せないんです。」
どちらも、努力してきたからこその言葉です。
そしてその背景には、
「自分がこれだけ頑張れたのだから、相手にも同じようにできるはず」
という、ごく自然な気持ちがあります。
人は、自分が注いだ時間や努力が多いほど、
それを基準に相手を見てしまう傾向があります。
誰にでも起こりやすい“心のクセ”です。
ただ、ここでそっと立ち止まってみてください。
「私に合ったやり方やペースが、
相手にも合うとは限らない」
この視点を持てるだけで心の重さがすっと軽くなり、
相手との関わり方にも柔らかさが戻ってきます。
婚活でも、
“自分の基準”が強くなりすぎると視野が狭まり、
本来は相性の良いご縁を見落としてしまうことがあります。
今日からできる、心のメンテナンス
● 1. 「これは好き? 無理?」と自分に聞いてみる
行動する前に一度だけ止まる習慣を。
● 2. 無理を感じたら、一度休む
休むことで優しさが戻ってきます。
● 3. やると決めたら“できる範囲”で
100の力で頑張り続ける必要はありません。
● 4. 見返りが浮かんだら深呼吸
疲れている合図です。
● 5. 小さく本音を伝えてみる
ため込まないことで、関係は崩れにくくなります。
よくあるケースと変化
● ケース1:優しさをやりすぎる女性
→ 相手が気づきにくい
→ 小さく希望を伝えると、関係がバランスよく整う
● ケース2:頑張りすぎる完璧主義の男性
→ 喜ばれないと落ち込みやすい
→ “できる範囲”に切り替えると、自然体で向き合えるようになる
忽那の本音メモ
15年間、いろいろなカップルの始まりと終わりを見てきました。
その中で強く感じるのは、
関係を壊すのは派手な事件ではなく、
小さな無理の積み重ねだということ。
自然体のままでいられる相手とのご縁が、
一番あたたかく、長く続きます。
あなたの優しさは、すでに十分です。
キュートピアでは、
あなたの心に寄り添った婚活の進め方をご提案しています。
「私の場合はどう進めたらいいのかな?」と感じた方は、
ぜひ一度ご相談くださいね。
保存用|1分まとめ
● 「やらなきゃ」に変わると心は疲れる
● 自分の頑張りが他者への厳しさに変わることがある
● 努力バイアスは婚活でも起きやすい
● 行動前に「好き? 無理?」と聞くだけで関係が軽くなる
● 自然体で続けられる関係が、長く続くご縁をつくる
👉 今日やる1つ:無理して続けている行動を、ひとつ手放してみる。

