「実家暮らし、そんなに悪いですか?」──婚活現場で感じる“同居の壁”
'25.11.05こんにちは。
結婚相談所キュートピアの忽那里美です。
今日は、よくご相談で出てくるテーマです。
「親と同居していると、婚活では不利になりますか?」
結論から言えば
──やはり不利になる傾向があります。
「子供部屋おばさん・おじさん」が生んだ印象
以前、
「子供部屋おばさん(おじさん)」という言葉が話題になりましたね。
30代以上で親と同居している独身男女を指す言葉で、
あの頃から“同居=自立していない”というイメージが定着したように思います。
実家暮らしにも、きちんと理由がある
同居している方からは、
「平日は母が食事を作ってくれるので助かっています」
「洗濯は親がしてくれることもあります」
という声をよく聞きます。
もちろん、家賃を入れていたり、
週末には家族の食事を作ったり、自分の分の洗濯をしたりと、
しっかり家のことを担っている方も多いです。
それでも婚活の場では、
相手の目にどう映るかが“選ばれるかどうか”に直結します。
「自立できていないのでは?」と思われやすい理由
親元を離れて暮らしている方の多くは、
「同居の人は選ばないようにしています」
「経済的にも精神的にも甘えがあるように見える」
「家賃や光熱費を自分で管理していないと、結婚後が不安」
といった意見を持っています。
さらにもう一つ。
同居の方は、環境が変わることに慣れていないのでは?
という印象を持たれやすいのです。
実家に長くいると、
生活リズムも家事分担も
幼少期から更新されていないように思われがち。
新しい家庭を築くとき、柔軟に変化できるかを不安視されるようです。
不利になりやすい構造的な理由
実際に、
同居の人は「別居の人OK」と言っても、
別居の人は「同居の人を避ける」傾向があります。
つまり、本人の中身よりも印象の差で不利になっているのです。
大事なのは「なぜ同居しているのか」を伝えること
誤解してはいけないのは、同居=悪ではないということ。
むしろ、親を支えながら生活している人も多く、
生活力や思いやりを感じるケースもたくさんあります。
大切なのは、
「なぜ同居しているのか」
「結婚後はどう考えているのか」
をしっかり言葉にして伝えること。
プロフィールにも記載すると良いですね。
たとえば、
「親が高齢なので今は支えていますが、結婚後は新居を考えています」
「経済的に自立するために、○年以内に一人暮らしを始める予定です」
と説明できると、印象は大きく変わります。
保存用|1分まとめ
親と同居は婚活で不利?
→ 一般的には不利な傾向あり。
理由
・「自立していない」という先入観
・別居の人が同居を避ける傾向
・環境の変化に慣れていない印象を持たれやすい
対策
・なぜ同居なのかを明確に伝える
・結婚後の住まいの方針を言語化する
・自立した金銭・家事感覚を持つ
👉 今日やる1つ:自分が「今どう暮らしているか」「結婚後どう暮らしたいか」を
紙に書き出して、説明できるようにしてみましょう。

