そろそろ、二人で生きてみたいと思ったとき
'25.11.03こんにちは。
結婚相談所キュートピアの忽那里美です。
入会カウンセリングで「婚活を始めた理由」をお聞きすると、
こんな言葉をよく耳にします。
「一人でできることは、もうやり尽くしたように思います」
「これからは、二人でできることを体験してみたい」
あるいは、
「これまで一人で十分楽しく過ごしてきたけれど、
ふと、何をしても以前ほどワクワクしなくなってきたんです」
長い間、自由に、自分のペースで生きてきた人ほど、
この“ふとした感覚の変化”をきっかけに
「そろそろ誰かと生きてみたい」と感じるのかもしれません。
けれど、いざ活動を始めると、
「この人で本当にいいのかな」
「もう少し他の人も見てみたい」
と、なかなか決断できずに立ち止まってしまう方もいます。
“一人で完結する生き方”の名残
実は、
多くの人が「迷い」の正体を勘違いしています。
それは、相手の欠点が原因ではなく──
“自分の軸足がまだ一人にある”ことが原因なのです。
長い間、一人で生きてくると、
予定も気分もすべて自分で決められる。
誰かに合わせる必要もない。
その自由さに慣れていると、
相手との関係を築くたびに、
「自分らしさが失われるのでは?」と
無意識にブレーキをかけてしまいます。
けれど、
結婚とは「自由を失うこと」ではありません。
“自由の形を二人でつくり変えていく”ことなのです。
決断は「完璧を選ぶこと」ではなく、「関係を育てていくこと」
多くの方が、結婚を“ゴールの選択”だと思い込んでいます。
けれど実際は、“スタートの選択”です。
誰を選ぶかよりも、
“どう関係をつくっていくか”の方が
ずっと大切になります。
「この人となら話し合える」
「ぶつかっても、また歩き出せそう」
そう感じられるかどうか──
それが、決断のサインです。
未来を保証してくれる相手はいません。
けれど、未来を一緒につくろうとする姿勢を持てる人はいます。
だからこそ、決断は“終わり”ではなく“始まり”。
一歩踏み出してみて、
関係の中で確かめていくことでしか、見えてこないものがあります。
“二人になる”ことを怖がらないで
大切なのは、最初から「完全に二人になる」ことではありません。
“少しずつ”で大丈夫です。
・予定を一緒に立ててみる
・相手の意見を聞いてみる
・一人ではしなかったことを、一緒にやってみる
そうした小さな積み重ねが、
あなたの中の“二人で生きる感覚”を育てていきます。
迷いが出るときこそ、
「私は一人の時間の心地よさを手放せていないだけかもしれない」
そう気づくだけでも、一歩前に進めます。
結婚とは、
“誰かと生きることで人生の景色が変わっていくプロセス”。
その変化を楽しめる人ほど、良いご縁をつかんでいきます。
保存用|1分まとめ
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婚活で迷う原因は「相手」ではなく「自分の軸足」が一人にあること
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結婚は「自由を失う」ことではなく、「自由を分かち合う」こと
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決断は“完璧な相手を選ぶこと”ではなく、“関係を育てる始まり”
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小さな共有を重ねることで、“二人になる力”が育つ
「この人となら“関係を育てていけるか”」と問いかけてみてください。
その問いが、あなたを次のステージへ導いてくれます。

