婚活で「フィーリングが合わない」と言われた時の本音──仲人が語る“お断りの裏側”
'25.11.01こんにちは。
結婚相談所キュートピアの忽那里美です。
お見合いやデートのあと、
「今日はうまくいったな」と感じて帰ってきたのに、
数日後に届く「交際終了」の連絡。
胸の奥がスッと冷たくなり、
「どうして?」「何がいけなかったの?」と
何度も頭の中で振り返ってしまう。
そんな経験、ありませんか?
婚活を続けていると、
この“わからないお断り”に出会うことがあります。
フィーリングが合わない」「価値観が違う」──それは建前です
相談所経由で届くお断り理由は、
たいていこうです。
「フィーリングが合いませんでした」
「価値観が違うと感じました」
実はこれ、婚活での鉄板お断りワード。
相手を傷つけないための、やわらかな表現なのです。
けれど、正直に言いましょう。
その奥にある本音は、ほぼ一つ。
「異性としての魅力を感じなかった」
これに尽きます。
「フィーリングが合う」とは、“惹かれるかどうか”
婚活の現場で「フィーリングが合う」というのは、
「一緒にいて心地よい」「恋愛感情が生まれそう」という意味。
性格が良い、話が合う、誠実。
──それだけでは、“結婚に進む関係”にはならないのです。
人は本能的に、
「この人といると楽しい」「また会いたい」
という感覚的な“惹かれ”がなければ、
次のステップには進めません。
つまり、「フィーリングが合わない」とは、
「一緒にいて悪くはないけれど、恋愛スイッチが入らなかった」
ということなのです。
「魅力が足りなかった」=「ダメだった」ではない
この言葉を聞くと、
まるで自分を否定されたように感じてしまう方が多いですが、
そうではありません。
魅力とは、相手によって引き出されるもの。
Aさんには響かなかったあなたの魅力が、
Bさんには強く伝わる
──そんなことがよくあります。
つまり、“合わなかった”だけの話です。
人の感性やタイミングは千差万別。
だからこそ、結果=価値の証明ではないのです。
理由のない拒絶こそ、婚活を疲れさせる
婚活で一番つらいのは、
「理由がわからないお断り」です。
相手がはっきり言葉にしてくれない分、
自分を責める方向に向かってしまう。
けれど、その多くは
「嫌いになった」わけでも、「欠点があった」わけでもなく、
「恋愛感情が芽生えなかっただけ」。
これは、感情の問題であって、努力ではコントロールできません。
だからこそ、“自分を責めない”ことが一番の対処法なのです。
次のためにできること
💡 ①「惹かれなかった」=「合わなかった」と翻訳する
→ 嫌われたのではなく、ただ波長が違っただけ。
あなたに合う人は、別の場所にいます。
💡 ② 魅力は“演出”ではなく“伝達”で磨く
→ 魅力とは、自分をどう見せるかではなく、どう伝えるか。
自然体の表情・声・リアクションに、人は惹かれます。
💡 ③ 結果より「どんな自分でいられたか」を見る
→ 笑顔でいられた、素直に話せた。
その積み重ねが、次の出会いの質を変えていきます。
あるある話
実際、交際終了が続いて落ち込んでいた方が、
数か月後に「今の人とは驚くほど自然に進みました」と話すことがよくあります。
“違う”を知るからこそ、“合う”がわかる。
婚活は、その繰り返しです。
忽那の本音
婚活は、「期待」と「現実」のあいだで心が揺れる活動です。
だからこそ、自分を責めず、
「人を好きになれる自分」を誇りに思ってほしいのです。
「魅力が足りなかった」──
その言葉の裏には、
“あなたが人を本気で見ていた”という証拠があります。
本気で人と向き合う人は、必ずご縁をつかみます。
キュートピアでは、
お断りのあとに「何を変えるか」「どこを活かすか」を一緒に整理しています。
お断りの数ではなく、
“真剣に人を想った回数”が、あなたの魅力を育てます。
一人で抱えず、どうぞご相談くださいね。
保存用|1分まとめ
「手応えがあったのに断られた」時に覚えておきたいこと
1️⃣ 「フィーリング」「価値観の違い」は建前
2️⃣ 本音は「異性として惹かれなかった」ことが多い
3️⃣ それは“合わなかった”だけで、“否定”ではない
4️⃣ 魅力とは“伝える力”であり、“装うこと”ではない
👉 今日やる1つ:「私は魅力がない」ではなく、
「まだ伝わっていないだけ」と言葉を変えてみる。
それだけで、次の出会いが変わります。

