女性性を封印した日──“強くなるしかなかった”あなたへ
'25.10.22キュートピアは21日(火)・22日(水)連休をいただきます。
この期間にいただいたお問い合わせは23日(木)に対応いたします。
こんにちは。
結婚相談所キュートピアの忽那里美です。
最近、カウンセリングの中でよく耳にする言葉があります。
「女性らしさを出すのが苦手で……」
「可愛いと言われてもピンとこない」
「甘えようとすると、どこか気持ち悪くなる」
それは決して珍しいことではありません。
多くの女性が、“女性性”をどう扱っていいかわからずに戸惑っています。
「女性性」は、演じるものではなく“在り方”
女性性というと、「可愛い」「柔らかい」「守られる」──
そんなイメージを思い浮かべる方が多いかもしれません。
けれど本当の女性性とは、
受け取る・委ねる・感じるといった“エネルギーの在り方”のこと。
自分を信じ、心を開く力のことです。
ところが現代社会では、
「頑張る」「強くある」「戦う」ことが求められ続けてきました。
その中で、多くの女性が“守るために強くなる”ことを選び、
気づかぬうちに女性性を閉じ込めてしまいました。
なぜ、女性性を出せなくなったのか
その背景には、いくつかの共通する理由があります。
1.傷ついた過去の経験
失恋、裏切り、批判──「もう傷つきたくない」と心が決めた瞬間、
女性性はそっと奥に隠れます。
2.“強くなければ生きられない”という社会構造
職場や家庭で、感情を抑え、男性と同じように戦うことを求められてきた。
その結果、「柔らかさ=弱さ」と誤解するようになった。
3.身近な女性たちの“抑圧モデル”
母親や祖母が、女性であることを楽しまず、我慢ばかりしていた場合、
「女性である=損をする」と学習してしまう。
4.母親からの嫉妬や比較
「女のくせに」「そんな服やめなさい」
そんな言葉を受けて育つと、
“女性らしさ”を出すことに罪悪感を覚えるようになります。
「母の嫉妬」は、娘の女性性を封印する
これはとても繊細なテーマですが、
実際に多くの女性が“母からの嫉妬”を経験しています。
母親が、娘の若さ・美しさ・自由さを無意識に妬むとき、
娘は本能的に「女であることは危険」と感じ取ります。
「可愛くすると嫌われる」
「目立つと叱られる」
その恐れが“女性性=気持ち悪いもの”という感覚をつくるのです。
けれど、本当の意味で母を癒すのは、
あなたが女性として幸せになること。
母が果たせなかった夢を、娘が叶える。
それが最も深い形の愛の継承なのです。
「女性らしい自分」を気持ち悪く思うのはなぜ?
それは、
あなたが「女性である自分」を否定された経験があるからです。
恥ずかしさでも、照れでもなく──
自分を守るための無意識の反応。
でも、もう大丈夫。
その“恥ずかしさ”の奥には、ちゃんとした理由があります。
あなたが悪かったわけではありません。
むしろ、傷ついてもなお人を愛したいと思えるあなたこそ、
本当の女性性を持つ人なのです。
忽那の本音
私は、これまで多くの女性の変化を見てきました。
“強くあろうとする女性”が、
少しずつ“受け取ることを許せる女性”に変わるとき。
その瞬間、
人生も恋愛も、すべてが流れ出すように動き始めます。
女性性とは、
「誰かに媚びること」ではなく、
「自分を大切に扱う力」。
あなたが自分の中の柔らかさを嫌わずに抱きしめたとき、
世界はやさしく変わっていきます。
キュートピアでは、
「頑張りすぎてきた女性」が、
もう一度“受け取る喜び”を思い出せるようサポートしています。
恋愛も、結婚も、
“女性である自分”を否定したままでは、心からの幸せは掴めません。
少しずつでいいので
あなたの中の女性性に、「もう隠れなくていいよ」と声をかけてあげてください。
保存用|1分まとめ
・女性性を出せないのは、弱さではなく“守ってきた証”。
・母との関係、過去の傷、社会の期待──
・すべてはあなたが生き抜くために身につけた「強さ」でした。
👉 今日やる1つ:「女性である自分を、少し誇りに思うこと」
鏡を見て、ただ一言「よくやってるね」と微笑んであげましょう。

