気づきは、痛みを伴っても──キュートピア・リビング発足セミナーレポート
'25.10.20こんにちは。
結婚相談所キュートピアの忽那里美です。
10月18日、「キュートピア・リビング」発足セミナーを開催しました。
ご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました。
「キュートピア・リビング」とは
「キュートピア・リビング」とは
婚活者も既婚者も、幸せを育てる“大人の学びと対話の場”です。
人と関わる力を育み、互いに成長していけるようなコミュニティとして、
これから定期的にオンラインセミナーなどを開催していきます。
第1回のテーマは──
〜モラハラ・DV予備軍100%の共通点〜
講師は、モラハラ解決相談所代表の太田瑠美先生。
ご自身の体験をもとに、モラハラの構造や心理的背景を、
とてもわかりやすく解説してくださいました。
モラハラにも、いくつものタイプがある
モラハラという言葉を聞くと、
「怒鳴る」「支配する」といった典型的な姿を想像しがちです。
けれど実際には、もっと多様なパターンが存在します。
たとえば──
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直接的な攻撃を避け、遠回しな嫌がらせでコントロールする 「不機嫌ハラスメントタイプ」
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自分を常に被害者として振る舞い、周囲の同情を引こうとする 「メンヘラ・被害者面タイプ」
など、どれも“相手を支配する構造”は同じですが、
その表れ方はまったく違うのだと、先生は話されました。
結婚後に気づくのでは遅い
モラハラ気質の人は、
結婚してから“本性”が現れるケースが多く、
気づいたときには心がすり減っていることも少なくありません。
だからこそ、婚活中に相手の傾向を見抜く力が大切です。
太田先生から教わったチェックポイントの一部をご紹介すると──
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常に自分の話ばかりで質問や傾聴が少ない
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意見や話を最後まで聞かずに遮ることが多い
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質問にまともに答えず話題を変えてしまう
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「それは違う」と決めつけたり、考え方や感情を否定することが多い
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自分の間違いを認めず、すぐに人のせいにする
最初は小さな違和感かもしれません。
けれど、その違和感こそが「あなたを守るサイン」です。
モラハラ気質は“治す”のではなく、“発動させない”
特に印象的だったのは、先生のこの言葉。
「モラハラの気質は治らない」
モラハラというのは、その人がもともと備えている“ゲームのボタン”のようなもの。
それを押すか押さないかは、日々の意識と選択にかかっているのだそうです。
「今日も押さずに過ごせた」
「発動しそうだったけれど、逃すことができた」
この小さな積み重ねこそが、人と関わる力を育てる唯一の道。
このお話には深く頷く方が多くいらっしゃいました。
私自身もモラハラかもしれない
私自身も今回のセミナーで、
「自分もモラハラの加害者になり得る」と気づきました。
いつも「自分は正しい」「私は間違っていない」と思う思考こそ、
相手を支配してしまう原因になることがあるのだと、ハッとしたのです。
参加者の皆さまからも、
💬「途中、自分の育った家庭環境を思い出して少し辛くなった」
💬「自分にもモラハラの要素があると気づいて驚いた」
という声をいただきました。
気づきは痛みを伴うこともあります。
けれど、それこそが“変化の入口”なのだと感じます。
次回のご案内
次回の「キュートピア・リビング」は、
11月15日(土)19:00〜20:30 Zoomオンライン開催予定です。
テーマは、
💠 「アダルトチルドレン × 父性」
講師には、
父性専門カウンセラーの 大堀亮造先生 をお迎えします。
私がこれまで婚活サポートをしてきた中で感じるのは、
実に7割近くの方が「アダルトチルドレン」に該当するのではないか、
ということです。
そして今回ご登壇いただく大堀先生は、
「父性」にフォーカスした、日本でも珍しいアプローチをされている方。
母性よりも語られることの少ない“父性”というテーマから、
人間関係の土台を一緒に見つめ直していきたいと思います。
詳細やお申し込み方法は、改めてお知らせします。
どうぞ楽しみにしていてくださいね。
保存用|1分まとめ
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モラハラには複数のタイプがあり、見えにくい形も多い
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結婚後に気づくのでは遅い。婚活中にチェックを
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モラハラ気質は“治す”のではなく、“発動させない”
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気づきは痛みを伴っても、変化の入口
📢 キュートピア・リビングでは、
婚活・結婚後に役立つ心理学や人間関係をテーマに、
オンラインセミナーなどを定期的に開催予定です。
最新の情報は、こちらのブログでご案内します。
どうぞこれからの活動も楽しみにしていてくださいね。




