婚活がうまくいく人は、「傷ついた」より「気づいた」と言える人
'25.10.19こんにちは。
結婚相談所キュートピアの忽那里美です。
カウンセリングの中でよく感じることがあります。
同じ言葉をかけられても、
「傷ついた」と感じる人と、
「気づいた」と受け取る人がいるということです。
同じ出来事でも、心の受け取り方で変わる
たとえば、
誰かに「もう少し明るい服の方が似合うかもね」と言われたとします。
Aさんは「私のセンスを否定された」と感じて落ち込み、
Bさんは「なるほど、印象って大事なんだな」と感じて気づきを得る。
同じように──
🔹「その話、ちょっと回りくどいね」と言われたとき。
Aさんは「話が下手って言いたいの?」と防衛的になり、
Bさんは「なるほど、もっと簡潔に話した方が伝わるのか」と受け取る。
🔹「もう少し痩せた方が健康的に見えるかも」と言われたとき。
Aさんは「体型を批判された」と傷つき、
Bさんは「見え方も大事だし、健康管理を意識してみよう」と気づきを得る。
どんな言葉をかけられても、
違うのは“相手の言葉”ではなく、
自分の受け取る心です。
では、どうしてこの違いが生まれるのでしょう?
大きく分けて、3つの理由があります。
① 自己肯定感の違い
「自分は大丈夫」と思える人は、
指摘を“攻撃”ではなく“成長のチャンス”として受け取れます。
逆に「自分はまだ足りない」と思っていると、
同じ言葉でも“否定”に聞こえてしまうのです。
② 過去の経験
昔、誰かに厳しく言われて傷ついた記憶があると、
似た言葉に無意識で反応してしまいます。
これは“過去の痛み”がまだ癒えていないサイン。
相手が悪いのではなく、自分の中の古い記憶が呼び起こされているだけなのです。
③ 信頼のベース(安全基地)
「この人は自分の味方だ」と信じられる関係では、
どんな言葉も素直に受け取れます。
仲人やパートナーに対して信頼がある人は、
“指摘”を“愛情の表現”と感じられる。
信頼が薄いと、防衛が先に立ってしまいます。
仲人としての正直な気持ち
仲人の立場でお話をすると、
「傷ついた」と受け取る方には、
それ以上伝えることにどうしても躊躇してしまいます。
言葉を選び、遠回しに、やさしく……。
けれども、そうすると
ご本人には肝心な部分が伝わらないことがあります。
結果が変わらないまま、時間だけが過ぎていく。
「傷つけずに、でも改善を伝えたい」
これは、仲人にとって永遠のテーマです。
一方で、
「どんどん気づいたことを言ってください」
「誰も言ってくれないから、ありがたいです」
──そんなふうに受け取ってくださる方は、
アドバイスを吸収するスピードが驚くほど速いです。
そして、
そういう方ほど成婚も早い。
“素直さ”とは、
相手の言葉を恐れずに受け取る力。
それが、幸せに近づく最大の才能だと感じています。
保存用|1分まとめ
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「傷ついた」と感じるのは、過去の痛みが反応しているサイン
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「気づいた」と思える人は、感情を学びに変えられる人
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“素直さ”は、幸せを引き寄せる最強の力
誰かの言葉にモヤッとしたら、
「私は、どんな“前提”からこの言葉を受け取ったんだろう?」
と、自分に問いかけてみてください。
それだけで、心の反応が「傷」から「気づき」に変わります。

