婚活は女性の方が大変?それとも男性?──仲人が見たリアルな答え
'25.10.04こんにちは。
結婚相談所キュートピアの忽那里美です。
「婚活って、女性と男性、どちらの方が難しいんですか?」
カウンセリングやご相談で、よくいただく質問です。
一見シンプルな問いですが、実際にはとても奥が深いです。
今日はデータを交えながら、その違いをお話しします。
女性の難しさ
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年齢と出産のタイムリミット
IBJの統計を見ると、女性は30代前半までが申込み・成婚のピーク。
35歳を過ぎると数字が下がる傾向が見られます。
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ビジュアルの影響
婚活では、まず「写真=第一印象」で選ばれます。
正直なところ、ルックスの良し悪しは活動の成果に直結します。どんなに中身が素晴らしくても、写真の印象が弱ければ申込みすら入らない。
逆に「写真を整えただけで一気に申込みが増えた」という例は本当に多いのです。
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人気男性への集中
婚活の現場では、どうしても条件の整った男性に申込みが集まります。
そのため女性からは「本当に会いたい人に会えない」という悩みが多く聞かれます。
男性の難しさ
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条件の壁
男性はプロフィール条件で見られることが多いです。
特に「年収500万円を境に成立率が大きく変わる」というデータもあります。
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会話のセンスとリード力
男女平等が進んだ社会とはいえ、婚活の場面ではまだまだ「男性のエスコート」「会話のリード」が期待されています。
お見合いでは早めに現地へ行き席を確保するのも男性。
デートになれば「奢るかどうか」を女性からチェックされ、デートプランを提案するのもほとんど男性に任されるのが現実です。
これが苦手な男性は、「話が盛り上がらなかった」「リードしてくれなかった」とお断りにつながってしまいます。
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ライバルの多さ
結婚相談所は女性の方が多いと言われますが、それは20代まで。
30代は男女同数、そして40代以降は男性が多くなります。
つまり年齢を重ねるほど、男性は同年代同士での競争が激しくなるのです。
共通の難しさ
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数字や条件に縛られて、人柄を見る余裕がなくなってしまう。
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「もっといい人がいるのでは」と比較ばかりで決められなくなる。
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お断りが続いて、自信をなくしてしまう。
忽那の本音
仲人として15年サポートしてきて思うのは、
女性には「年齢・ビジュアル・人気集中」
男性には「条件・会話力・リード力」
それぞれの壁があり、どちらが楽ということはありません。
共通しているのは、
課題を一人で抱え込むと動けなくなってしまうこと。
だからこそ仲人がいて、
強みを引き出し、活かせるようにサポートしていく必要があるのです。
最後に……
「婚活は男性が大変か?女性が大変か?」という問い自体、
無謀だったのかもしれません。
(無謀でしたね、笑)
結局のところ、どちらも大変。
ただし、大変さの“中身”が違うのです。
だからこそ、
「自分にとっての課題は何か?」を整理し、
それに合った戦略を持つことが、婚活をスムーズに進める一番の近道だと感じています。
保存用|1分まとめ
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女性の壁:年齢・出産リミット、ビジュアル、人気集中
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男性の壁:条件(年収など)、会話力・リード力
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共通の壁:条件に縛られ、人柄を見失い、自信をなくすこと

