仲人15年の本音。半年で成婚が見えない人に必要なこと
'25.09.26こんにちは。
結婚相談所キュートピアの忽那里美です。
婚活をしていると、
時には会員様と険悪な空気になることもあります。
活動が上手くいかない、
その苛立ちや怒りを仲人にぶつけてくる方もいらっしゃることは事実です。
けれど大人になってからは、
あなたのために本気で真正面からの言葉をくれる人はほとんどいないのです。
わざわざ嫌われるようなことを言って関係を悪くしたい人はいないし、
そこまで他人に関わりたいと思う人もいません。
だからこそ、私は仲人として伝えます。
耳に痛くても、今のままではパートナーシップが続かない──その現実を。
好かれるためではなく、
あなたに幸せになってほしいからこそ厳しいことも口にします。
避けてきた課題に直面する
婚活は、
自分がこれまで避けてきた課題に向き合う時間になることがあります。
・「自分から相手を誘えない」という人
待っているだけでは進みません。
積極的なライバルが、あなたの「いいな」と思う人にさっとアプローチして、
先に結ばれてしまうからです。
・「思っていることを伝えられない」という人
相手は心を察してはくれません。言わなければ伝わらない。
そして、伝えることができる人に、あなたの大切な人を奪われてしまうのです。
・「人と密接な関係を結ぶのが怖い」という人
そこに取り組まなければ、心から「この人だ」と思える相手とは結ばれません。
恐れずに言えば・・・
婚活をして半年が経っても何らかのゴールが見えない場合、
それは「お相手の問題」ではなく、
ご自身の生き方の課題に向き合う時なのかもしれません。
本気で取り組むのは、あなた自身
ある会員様はこう話してくださいました。
「婚活をしてそろそろ1年になる。
忽那さん、スタッフの方がこれほどまでにやってくれているのに結婚できないということは、
自分の何かに問題があるんだと思った」
その方は、自ら心理カウンセリングを受ける決断をされました。
難しいのは、仲人がいくら言葉を尽くしても、
ご本人が「本気で取り組みたい」と思わなければ何も変わらないということです。
仲人はゴールまでの道しるべにはなれます。
けれど、歩くのはあなた自身。
本気になるかどうかは、結局あなたにかかっているのです。
親との関係や思い癖に気づくことが突破口になる
婚活でつまずく理由は、人によって本当にさまざまです。
ある方は、親との関係に向き合うことで道が開けました。
幼い頃から親の期待に応え続けてきたことで
「自分の気持ちを表に出すのはわがまま」と無意識に思い込んでいた。
けれど、その思い込みに気づき、
「私はどうしたいのか」
と口に出せるようになってから、交際が一気に進みました。
また、別の方は
「頑なに握りしめている思考」
に気づいた瞬間に変わりました。
「男性はこうあるべき」「女性はこうでなければならない」
長年自分を縛っていた思考のクセを手放した途端に、
相手を見る目がやわらかくなり、選択肢が広がったのです。
婚活は、ある意味で
「これまでの自分を分析し、これからの自分をつくり直す活動」
なのかもしれません。
もう一度お伝えします。
半年で成婚のゴールが見えない人は、この作業が必要なのです。
婚活は「相手探し」ではない
私もすごく生きづらい人生でした。
もがき続ける生き方でした。
「課題は自分にある」
そう気づき、
必死で何とか人並みに生きたいと願って心理カウンセリング、認知行動療法、マインドフルネス、心理学、脳科学──
おそらく1000万円以上を投じて学んできました。
自分自身の課題に向き合うためであり、
会員様の「生きやすさ」に寄り添いたいと思ったからです。
学びの結論ははっきりしています。
学びは一気に積み上がらない。
人は、
気づいた瞬間からしか変わり始めない。
婚活は「相手探し」ではなく、
自分の課題に向き合い、自分自身と出会い直す活動とも言えます。
保存用|1分まとめ
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婚活は「相手探し」以上に「自分の課題と向き合う活動」。
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半年でゴールが見えなければ、生き方の課題に直面するタイミング。
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親との関係や思い癖に気づくことが突破口になることもある。
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仲人が道を示すことはできても、歩くのは本人。
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本気で取り組んだとき、婚活は必ず動き出す。

