忽那のブログ

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「憧れ婚活」が続かない理由と安心できる相性の探し方

'25.09.23

こんにちは。

結婚相談所キュートピアの忽那里美です。

先日、『浜千鳥』という日本酒を楽しむ会に参加してきました。



浜千鳥は岩手県釜石市のお酒で、

さらりとした口当たりとキレの良い甘みが特徴とのこと。

誘ってくださったのは、

私の最初の就職先で一緒に銀行に勤めていた先輩でした。



先輩は東日本大震災の後に釜石へボランティアで行かれて、

“もっと復興を手伝いたい”と議員になられました。

久しぶりに東京で再会して、

浜千鳥とそれに合うお料理を一緒にいただいたのですが、

私たちの席の他の皆様は全員がご夫婦での参加でした。



中には結婚30年、40年というご夫婦もいらっしゃって、

休日の夜に二人で日本酒を楽しむ姿が本当に素敵で、



『婚活をしている皆さんにも、将来こういう幸せを感じてほしいなぁ』

と改めて思いました。



さて、本題。

今日は婚活でよく見かける

「憧れで相手を選ぶこと」

について、お話ししたいと思います。

 

なぜ「憧れ」で選んでしまうのか 

会員様の選び方を見ているとよくわかります。



声に出してはいなくても、

無意識に“憧れ”で相手を選んでしまっているのです。

「自分のコンプレックスに思っていることを、その人は自然にできているから」

「自分が持っていないものを持っていそうだから」

──そんな気持ちが、相手選びの根っこに見え隠れしています。

気持ちはよくわかります。

私自身も憧れる人に惹かれたことがありますし、

一緒にいると自分もそうなれそうな気がする。



まるで自己肯定感が一気に高まるような感覚になるのです。

 

憧れ婚活が長続きしにくい理由 

けれど、ここで立ち止まって考えてみてほしいのです。

相手からするとどうでしょうか?



「憧れの対象」として近づいてくる人に、

本当に魅力を感じるでしょうか?



多くの場合、

相手も「自分にないものを持つ人」に惹かれるので、

関係がすれ違いやすくなります。

そしてもうひとつ。



憧れで選んだ相手は、

長く一緒にいると「疲れ」に変わりやすいということ。



なぜなら、自分とは違う要素を多く持っているからです。



短い期間なら刺激的で幸せでも、

結婚生活のように長い時間を共にすると、

その“異質さ”がじわじわと息苦しさにつながってしまいます。

 

研究からわかる、長く続く関係の秘訣 

実際に日本の調査でも、

性格や価値観が似ている夫婦ほど結婚満足度が高く、

生活も安定しやすい

という結果が出ています。

たとえば「家計の考え方」や「家事の分担」に関する夫婦の認識が近いほど、

互いの関係を肯定的に捉えやすく、満足度が高まる傾向が報告されています。

一方で「正反対だからこそ惹かれた」という夫婦は、

最初は新鮮で刺激的でも、

生活が細かくなるにつれてズレが積み重なりやすい。

研究でも

「価値観や生活観の違いが、結婚満足度を下げる要因になる」とされています。

つまり、

結婚を長く支えるのは「異質さの刺激」よりも「安心できる共通性」なのです。

 

今日からできること 

婚活で意識していただきたいのは次の3つです。

  1. 安心感を基準にする

     デートの帰り道、「この人と一緒にいてラクだったか?」を振り返る。

  2. 小さな共通点を探す

     趣味や食の好み、休日の過ごし方など。日常に寄り添う一致があるか。

  3. 理想像ではなく現実の相手を見る

     「変わってくれれば」ではなく「今の姿を受け止められるか」を考える。

 

忽那の本音メモ 

私は仲人として、多くの方の婚活を見守ってきました。

だからこそ伝えたいのです。

結婚は、刺激や憧れで続くものではありません。



一緒にいて心が落ち着く相手、

自然体でいられる相手こそが、長い人生を共にできる人です。

どうか「安心できる相性」を大事にしてくださいね。


キュートピアでは、あなたに寄り添った婚活の進め方をご提案しています。

「私の場合はどうしたらいいのかな?」と感じた方は、ぜひ一度ご相談くださいね。

▶︎無料カウンセリングはこちら:https://cutopia.jp/


保存用|1分まとめ

  • 婚活では「憧れ」で相手を選びがち

  • 日本の研究でも、似ている夫婦ほど満足度が高く安定しやすいと報告されている

  • 正反対のタイプは、刺激的でもズレが積み重なりやすい

  • 安心感・小さな共通点・現実の相手を受け止められるかを重視すると長続きする

👉  デートやお見合い後に「この人と一緒にいて心がラクか?」を自分に問いかけてみましょう。
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