「奨学金は借金?」で揉めた話──価値観のすれ違いにご用心
'25.08.17婚活中に意外と揉めやすいのが、お金に関する価値観の違い。
結婚に向けた話し合いで大切な視点をお伝えします。
こんにちは。
結婚相談所キュートピアの忽那里美です。
今日は、実際の婚活現場であった
「奨学金をめぐる価値観のズレ」について。
小さなすれ違いが、大きな不信感に変わってしまう
──そんな一件でした。
ある男性会員さまが、
真剣交際中の女性と将来について話し合っていたときのこと。
彼女が「借金って何かある?」と尋ねたところ、
彼は「特にありません」と答えました。
ところが後日、
女性がたまたま見た書類の中に、奨学金の返済記録が記載されていたのです。
「え?奨学金って、借金じゃないの?あるじゃん……」
彼女はそう思い、不信感がふくらみました。
「奨学金があるのに“借金はない”と答えた。嘘をつかれた気持ちです」
なぜ起こるのか──価値観の“定義の違い”に気づけていない
彼に悪気はありませんでした。
彼にとって奨学金は「夢を叶えるために借りた、前向きなお金」。
消費者金融やローンのような“マイナスの借金”とは、
全く別のものだという感覚だったのです。
一方の女性は、「返さなければいけないお金はすべて“借金”」という考え。
結婚後の家計に直結する問題として、
奨学金の存在をきちんと知りたかったのです。
ちなみに──真逆の価値観もあります
興味深いのは、同じ“奨学金”という事実に対して、
こんなふうに捉える人もいることです。
「奨学金を借りてまで大学に行ったってことは、親に頼らず、自分の力で進んだということ。私はむしろ尊敬しますよ」
このように、
奨学金は“借金”ではなく“努力の証”だと評価する人もいるのです。
だからこそ、あらためて大切なのは
「事実があるかどうか」ではなく「それをどう伝えるか」
そして、
「相手がどう捉えるか」を想像する力なのです。
今日からできること──“見えないズレ”を防ぐための5つの意識
価値観のすれ違いを未然に防ぐには、次のような姿勢が鍵になります。
-
お金の話は“定義をそろえる”
→「借金=?」という言葉の捉え方を、お互い確認する -
“伝える”より“確認する”を意識する
→「私はこう思っているけど、あなたはどう?」と聞いてみる -
最初に“言いにくいこと”から伝える勇気
→後出しより先出しの方が、信頼は圧倒的に高まります -
「言ったつもり」「わかってくれてるだろう」は禁物
→言葉にして丁寧に確認し合うことで、認識のズレはなくせます -
違いがあった時、“正す”より“知る”を優先する
→相手の背景を理解する姿勢が、信頼を深めます
忽那の本音メモ
奨学金のことだけではありません。
「実家暮らし」「転職歴」「扶養家族」「親との関係」──
これらすべて、言い方ひとつで“長所”にも“短所”にもなります。
婚活では、“どう見えるか”より“どう説明するか”が大切です。
誰かにとってのマイナスが、
別の誰かにとってのプラスになることもある。
だからこそ、丁寧に言葉を選び、理解を深め合う努力を惜しまないでほしいのです。
キュートピアでは、あなたに寄り添った婚活の進め方をご提案しています。
「私の場合はどうしたらいいのかな?」と感じた方は、ぜひ一度ご相談くださいね。
▶︎無料カウンセリングはこちら:https://cutopia.jp/

保存用|1分まとめ
奨学金をめぐる価値観のズレで揉めた理由と対処法
- 奨学金=借金?努力の証?──人によって見方は大きく異なる
- すれ違いは“事実”ではなく“認識”の違いから生まれる
- 大切なのは「事実をどう伝えるか」と「どう受け止めるか」
- 認識をすり合わせる姿勢が、関係性を深めるカギになる
👉 今日やる1つ:「“借金”という言葉を使わずに奨学金を説明してみよう」
→ 相手にどう伝わるか、語彙を工夫することで気づきが得られます。