「子供が欲しい」と思うあなたへ──その前に必ず考えてほしいこと
'25.08.16「子供が欲しい」と言うあなたは、本当に“その重さ”を知っていますか?
命を迎えるということは、可愛い赤ちゃんを抱く夢だけでは終わりません。
そこには、想像を超える喜びと同じくらい、想像を超える現実が待っています。
こんにちは。
結婚相談所キュートピアの忽那里美です。
入会カウンセリングで必ずお聞きする質問があります。
「なぜ結婚したいのですか?」
すると、年代や性別を問わず、多くの方がこう答えます。
「子供が欲しいからです」
その思いは尊く、
真剣な表情で語られる方も少なくありません。
中には
「授かれなければ不妊治療も考えています」と覚悟を口にする方もいます。
もちろん、その気持ちを否定するつもりはありません。
ただ──どうか一度、立ち止まって考えてほしいのです。
本当に知っていますか?「子供を持つ」という現実を
──夢の先には“現実”がある
赤ちゃんは可愛い。
抱っこすれば温かく、小さな手足はたまらなく愛おしい。
「賑やかになりそう」「自分の子に会ってみたい」「未知の経験をしてみたい」──
こうした気持ちから「子供欲しいな」と思うのは自然なことです。
でも、それは“入り口”にすぎません。
子供を持つということは、
甘い夢と同じくらい、いや、それ以上に大きな責任と試練を背負うことでもあります。
妊娠・出産は命がけ
──体も心も、確実に変わる
妊娠中の女性は、つわり、腰痛、情緒不安定、眠れない夜…。
体重は増え、思うように動けず、体も心も変化していきます。
そして出産は、命と引き換えになることもあるほどの大仕事です。
産後は、睡眠不足、体型の変化、ホルモンバランスの乱れによる不安感や涙…。
男性の皆さん、この現実をどれほど知っているでしょうか?
「思い通りに育つ」ことはない
──想定外こそが日常
子供は親の理想通りには育ちません。
泣いてほしくない時に泣き、静かにしてほしい場所で大声を出し、
反抗期には何を言っても響かない。
さらに、学校での悩みや病気、怪我と向き合う日も必ず訪れます。
そして、育児中は自分の時間などほとんど持てません。
食事もお風呂もゆっくりできず、趣味や休息は後回し。
“自分の生活”は大きく変わってしまうのです。
子供は親の背中を見て育つ
──無意識が、受け継がれる
あなたの口癖、態度、価値観──全部が子供の中に刻まれます。
意図しなくても、あなたの“生き方”そのものが受け継がれていくのです。
夫婦関係も変わる
──「自分ばかり大変」のすれ違い
出産後、妻は子供中心の生活に、夫は仕事中心の生活に。
お互いに「自分ばかりが大変」という思いが積もり、
かつての笑顔や会話が減ってしまう夫婦も少なくありません。
それでも、私は子供を素晴らしいと思う
──人生最大の大事業
ここまで現実的な話をしましたが、
私は、それでも子供は素晴らしい存在だと心から思っています。
子育ては、どんな仕事よりも大変で、人生をかけた一大事業です。
体力も時間も感情も、すべてを注ぎ込む日々。
そして
──子供がいくつになっても、親は親。
自分の人生の幕が閉じるその瞬間まで、子供のことは気がかりです。
もう嫌になった、辛いからと手放せるものではありません。
それでも、
子供の笑顔や成長の瞬間は、かけがえのない宝物になります。
だからこそ、子供を望む方には、ぜひ一緒にこの経験をしていただきたい。
ただし
──そのためには、自分自身の認識をもっと深めてほしい。
現実も責任も喜びも、すべて含めて受け止める覚悟が必要です。
そして、
パートナーと一緒に学び、支え合い、
同じ感覚を共有できる相手を選んでほしい。
それが、結婚後の幸せを守る何よりの土台になるのです。
結婚はゴールではなく、その先の人生の入り口です。
子供を持つことも、持たないことも、その先に広がる未来の一部。
あなたが本当に望む人生を、一緒に見つけていきましょう。
キュートピアでは、結婚の“先”にある人生まで考えたサポートを行っています。
ぜひ一度ご相談くださいね。