年齢を重ねると自己完結に…それが婚活の壁になるとき
'25.08.13こんにちは。
結婚相談所キュートピアの忽那里美です。
昨日、事務所に大きくて、とっても美味しそうな梨が届きました。
キュートピアで成婚退会された男性からの贈り物です。
昨年もお送りくださり、とてもみずみずしくて本当に美味しかったので、
今年も箱を開ける前から楽しみにしていました。
包丁を入れるとふわっと甘い香りが広がり、スタッフの顔も一気にほころびます。
こうして節目の後も覚えていてくださるお気持ちは、何より嬉しいものです。
Aさん、いつも温かなお心遣いをありがとうございます。
さて、
今日は「年齢を重ねると自己完結になりやすい」というテーマでお話しします。
年齢を重ねるほど、生活も仕事も自分で回せるようになります。
段取りも早く、判断も的確。
これは大きな強みであり、自立して生きてきた証なのです。
一方で、結婚は「二人で決めて、二人で進める」共同作業。
自己完結のままでは、相手が入り込む余地がなくなり、
関係が深まりにくくなることがあります。
なぜ自己完結が壁になるのか
・結論を出してから伝える癖
相手が意見を出す前にゴールが決まってしまう。
・自分流の進め方が一番しっくりくる感覚
長年の生活リズムや段取りが自分の中で完成しており、
他人のやり方を取り入れる必要を感じにくいのです。
・効率優先の思考
「自分でやったほうが早い」と感じやすい。
こうした傾向は、日常生活では頼もしい力。
しかし婚活では、相手の“参加のチャンス”を減らしてしまうことがあるのです。
今日からできる「巻き込み力」の磨き方
1|事実→気持ち→提案 の順で伝える
「土曜は仕事が入りました(事実)。少し疲れ気味です(気持ち)。日曜の午後ならゆっくり話せます(提案)。」
この順序にするだけで、相手は動きやすくなるのです。
2|二択で相談する
「AのイタリアンかBの和食、どちらが良いですか?」
選ぶ余白は、共同作業の入口になります。
3|決め方のルールを共有
候補を3つ出してどちらかが選ぶ、予約は週替わりで担当するなど、あらかじめ合意しておくと摩擦が減ります。
4|小さな共同作業を増やす
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行きたい店リストを共有
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当日の役割分担(予約/会計/移動の段取り)
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月1回の“会議デート”で暮らしや将来について10分話す
現場でよくあるケース
例えば、デートの計画を完璧に立てて、
「〇日の夜はこのお店を予約して、その前に映画、そのあと軽くバーにも行きましょう!」
と張り切って連絡。
ところが、相手の都合が合わず、予定がすべて白紙に…。
善意から「喜んでもらおう」と先回りして、勝手に段取りまで固めてしまう。
婚活の現場では、こんなすれ違いが少なくありません。
こんなときは、まず二択提示→仮押さえ→最終決定の順がおすすめです。
例えば、
「来月のデート、AのレストランかBのカフェ、どちらがいいですか?」
と聞いてから、
「じゃあBで仮押さえしますね。近くなったら正式に決めましょう」
という流れです。
こうすると、
相手は「自分も選んだ」という感覚を持てて、関わる意欲が高まるのです。
仲人としての本音
自己完結は、信頼できる大きな強みです。
だからこそ、ほんの少しの“巻き込み”を加えることで、
関係はぐっと深まります。
自立と共同は両立するのです。
相手と一緒に進める心地よさを、婚活中から体験してみてくださいね。
保存用|1分まとめ
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年齢を重ねるほど、判断も段取りも一人で完結できる力が育つ——大きな強み
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結婚は「二人で決め、二人で進める」共同作業。自己完結だけでは相手が入りにくくなることもある
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事実→気持ち→提案の順で伝えると、相手が動きやすくなる
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二択提示や決め方のルール共有で“共同感”が育つ
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小さな共同作業や確認のひと言が、信頼の積み重ねにつながる
明日やる1つ:次のやり取りで「二択提示」を取り入れる