忽那のブログ

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母親と一緒に婚活した女性の末路

'25.07.13

おはようございます。

結婚相談所キュートピアの忽那里美です。



今朝は和歌山からこのブログをお届けしています。

朝から青空が広がっていて、

気持ちのいいスタートになりました。



関西出張の合間に、

ちょっとした“ご縁のヒント”をお届けできたらと思います。



今日は、

ある実話をもとに、

親と“二人三脚で婚活”をした女性の話をお伝えします。

結婚って、本来は「自分の人生の選択」のはずなのに・・・

気づけば、母親の望む相手を探すようになっていた。



そんな女性の末路とは、いったい…?

 

「プロフィールは一緒につくりました」 

彼女(当時33歳)は、とても優しい性格の女性でした。

最初の面談にはお母様も同席。

「娘はあまり自分で決めるのが得意ではなくて…」

と、お母さんが代わりに、

娘さんの幼少期から現在までの経歴を丁寧にお話しくださいました。

最終的なチェックも、修正依頼も、すべてお母様経由。



「親子で一緒に婚活してます」

と笑って話していた彼女ですが、

そのときから、すでに自分の人生の主導権は母親にあったのです。

 

お見合いの感想は、まず母に報告 

どんな相手だったか。

何を話したか。

どう感じたか──



普通なら、自分の心に問いかけるところを、

彼女は毎回、お母様に報告していました。

母:「顔はまあまあ。でも年収はちょっと物足りないわね」

母:「次は、もっと実家がしっかりしてる人がいいわよ」

そんな評価を聞くうちに、

彼女の中にも“母の基準”が刷り込まれていきました。



「私は、この人のこと、どう感じたっけ?」

自分の気持ちが、どんどん遠のいていくのです。

 

交際に進んでも、デート報告会 

数少ない交際相手とデートをしても、

帰宅後には、必ず「報告会」が始まります。

夕食をとりながら、こんなやりとりが交わされます。

お母さん「今日は、どこに連れて行ってもらったの?」

娘「〇〇っていうレストラン。雰囲気も良くて、落ち着いて話せたよ」

お母さん「そう…で、どんな話をしたの?」

娘「仕事のこととか、学生時代にラグビーやってたっていう話とか」

お母さん「ラグビー?体育会系ってことね…。うーん、ちょっとガサツな感じじゃない?」

娘「そうかな?むしろ礼儀正しいって感じだったけど…」

お母さん「でもあなた、本読んだり映画観たりするのが好きでしょ?話合わなそうじゃない?」

お母さん「お父さんも、“価値観は合わないと苦労する”って言ってたじゃない」

娘「……そうだね」

どんなに彼が優しくて、話が合って、心地よい時間だったとしても、

“お母さんの評価”が入ると、すべてが不安になってしまうのです。

そして、彼女はいつもこう言うのです。

「お母さんが“やめたほうがいい”って言ってるから…交際終了にします」

 

気づけば、婚活歴7年 

33歳で入会し、40歳を過ぎた今も、彼女は独身です。



その間、何人もの素敵なご縁がありました。

でも、すべて「母の目」によってふるいにかけられ、

誰とも一歩を踏み出せないまま、年月だけが過ぎていったのです。

そして彼女は、こう言いました。

「気づいたら、自分がどうしたいか、わからなくなってました」

 

誰の人生を、生きていますか? 

親と仲が良いことは素敵なことです。

でも、“親の人生の続きを生きてしまう婚活”は、

幸せの入り口を、自分で閉ざすことにもなりかねません。

あなたの人生の主役は、あなたです。

「この人と、人生を歩みたい」

そう思える相手を、

どうか“自分の基準”で見つけてくださいね。

※本記事は、実際のご相談をもとに一部内容をアレンジしています。

プライバシーに配慮し、人物や会話内容は一部変更しています。

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